息子を持つお父さんはきっと泣けてくるだろうなあと思いながら観ていました~
仕事のために家を離れていたポール(ジャック・ガンブラン)は、失業して家に戻って来ました。
子育ては妻クレール(アレクサンドラ・ラミー)に任せっぱなしだったので、ちょっと距離を感じています。
特に身体の不自由な17歳の息子ジュリアン(ファビアン・エロー)とは、
どう接して良いのか戸惑うところがありました。
一方のジュリアンは父との生活を楽しみにしていたのに、きちんと向きあってくれない父に不満が募り始めます。
そんな時、彼は車椅子の息子と父がトライアスロンに挑戦したと言うニュースを知ります。
過去にトライアスロンに出場した経験を持つ父だったら出来るのではと考えたジュリアンは
父にニースで行われる“アイアンマンレース”に出たい!と提案します。
でも、その大変さを知る父の答えは、当然、ノーでした(-_-;)
それにしても、ジュリアンを演じたファビアン・エローくんの笑顔は最高ですね~
重い障害を持っていても、笑顔の素敵なジュリアンの明るさとパワーは周りの人を巻き込んでいきます。
何と言っても17歳は大人の一歩手前。反抗期もあって怖いものなどありません。
家出をして猛アピールし、クラスメイトたちを味方に付けて父を説得し、
一度は出場を断ってきた大会事務局へも乗り込んで行きます。
そうして、ようやく二人は完走を目標に大会へ臨むことになりました。
そして、何と言っても父ポールを演じたジャック・ガンブランが良かったです~
本当に俳優さんですかと思うほどのアスリート体型で、マラソン姿の似合うことと言ったら。
水泳3.8キロ&自転車180キロ&フルマラソンという過酷なレースを、ボートに乗った息子を引き、
自転車では前にのせ、マラソンでは車椅子を押してチャレンジするのです。
そんなレースに完走できるのではと期待させてくれるのがジャック・ガンブランの存在感でした(^^ゞ
最初は、大変なのはお父さんだけじゃんと思っていたのですけど、よく考えたら16時間もかかるレースを
身体の不自由なジュリアンが一緒にいるだけでも大変なのです。
その過酷さの中で、絆を深めていく父子の姿に、素直に感動させられてしまいました。
自宅やレース途中に見える山々の風景もとても綺麗でした(^^)
観終った時、ファビアン・エローくんが監督さんに見出されて良かったなあとしみじみ思った1本です。
監督:ニルス・タヴェルニエ 出演:ジャック・ガンブラン アレクサンドラ・ラミー ファビアン・エロー
2014年 フランス 原題:DE TOUTES NOS FORCES/THE FINISHERS
(20140627)
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公式サイトはこちらへ http://greatdays.gaga.ne.jp/追伸
この映画はフランス映画祭2014で観ました。公開は8月29日以降の予定です。
追伸2
今回は監督さんとプロデューサーさんとファビアン・エローくんが登壇しました。
Q&Aの質問に対してお茶目なジョークで返そうとするファビアンくんが楽しかったです!
追伸3
すみません!このページが変なことになって、以前に頂いたniceもコメントもTBもみんな消えてしまいました(T_T)
せっかく頂いたのに申し訳ありませんでしたm(__)m