目を見せている人も隠している人もみんなキャラクターになりきっていました!
鹿児島からイラストレーターになるために上京してきた倉下月海(能年玲奈)は
おたく女子が集うアパート“天水館”で幸せに暮らしていました。
でも、問題は彼女が極度の人見知りなこと。
男性はもちろんのこと、お洒落でキラキラ輝いている女子も苦手で、見られるだけで硬直してしまいます。
渋谷でくらげ展が開かれているのでせっかく観ようとしたのですけど、建物へ近付くことも出来ませんでした^^;
そんなある日、月海はいつものように近所の店にあるクラゲの水槽を観に行ったところ、
お気に入りのタコクラゲと同じ水槽にミズクラゲが入れられていることに気付きます。
このままではお気に入りの“クララ”が死んでしまう!と必死に店員に訴えますが、
彼女の勢いと激しい口調に店員は何を言われているのか理解できません。
そして、店員に店から追い出されて道へ突き飛ばされた時、通りかかった美しい女性が助けてくれました。
美女の助言でただで“クララ”を手に入れた月海は、彼女を自分の部屋へ泊めます。
翌朝、眠っている人影に気づいて驚いた月海も“クララ”の入った水槽を見て納得しました。
でも、その女性の眠っている傍には長い髪のウイッグが落ちています。
実はその美女は、女装した大学生の鯉淵蔵之介(菅田将暉)でした^^;
それにしても、笑ってしまいました~
設定も展開も思いっきりまんがの世界で楽しかったです(^^)
ただ、強いコンプレックスを持ってしまっているとか、再開発で住むところが無くなってしまいそうとか
色々な問題が起きていきます。
天水館に住むおたく女子“尼~ず”たちには、問題に向き合うパワーがありません。
そんな彼女たちを蔵之介扮する“蔵子”が中心となって頑張る展開はワクワクしました。
そして、何と言っても“尼~ず”を演じた女優陣と蔵之介を演じる菅田将暉くんが凄かったです。
女優さんたちはみなさん綺麗な人ばかりなのに、めちゃくちゃ怪しい人たちになっていました。
あと、菅田将暉さんのスタイルの良さ!役のためにエステとかいろいろ頑張ったようで
その成果がスクリーンで輝いていました~
時々、それは…と突っ込みたくなるシーンもありましたけど、まあいいやと思えるような勢いが楽しかったです。
観終わった時、お正月に観たら楽しいお正月になりそうだなあと感じた1本です。
監督:川村泰祐 出演:能年玲奈 菅田将暉 長谷川博己 池脇千鶴 馬場園梓 太田莉菜 篠原ともえ 片瀬那奈 速水もこみち 平泉成
2014年 日本
(20141118)
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公式サイトはこちらへ http://www.kuragehi.me/追伸
この映画はワールドプレミアで観ました。公開は12月27日以降の予定です。