主人公から子役まで、みんな役者が揃っていました~
本多ガジロウ(岡田将生)は楽に金を稼ぎながら楽しい時間を過ごせればいいやと思っている男で、
いつも笑顔で愛想をふりまきながら、女性たちを口説いていました。
そんな彼が得意のダフ屋のチケット売りを頼まれた夜のこと。
景気良く売り捌いて金を貰ったガジロウが歩きながら儲けた金を数えていた時、
人とぶつかって金を落としてしまいます。
風に飛ばされた金を追いかけて車道に出た彼は、走ってきた車に轢かれてしまいました。
車にはクラブでポールダンサーをしている3人の女性と年配の運転手が乗っていました。
ガジロウを避けるために慌ててハンドルを切った車は、ガジロウを撥ねた後に大きく曲がってしまいます。
そのまま反対車線へ出てしまったポールダンサーたちの車は、走ってきた対向車と衝突して大破します。
ガジロウは運良く軽い怪我で済みましたけど、車に乗っていた4人は死んでしまいました(>_<)
それにしても、やっぱり切ないですね~
人生の夢だった結婚式を目前にしていたルカ(木南晴夏)。
両親を亡くして生活のためにポールダンサーをしていた高校生のケイ(松井愛莉)。
彼女は高校では野球部のマネージャーで、いつもみんなを一生懸命に応援していました。
元消防士だったジョニー(鹿賀丈史)は、引退してからも毎日道路の様子をチェックしています。
そして、10歳の幸太郎(巨勢竜也)を愛情深く育てていたユウコ(広末涼子)。
突然に死んでしまった4人は成仏できずに唖然としてしまいます。
彼らは人生の心残りを終わらせるために、自分たちを見ることができるガジロウに交渉を始めます。
彼らのエピソードひとつひとつには泣かされてしまいました(T_T)
そんな彼らのために動き始めたガジロウも、次第に自分の心の変化を感じ始めていました。
そして、何と言ってもポールダンスですね~
こういうステージのポールダンスをちゃんと見るのは初めてで、本当に大変なショーなのだなあと感じました。
これは見応えがありました~♪
3人の女優さんたちも岡田将生さんもとても頑張っていて、ショーのシーンはキラキラ輝いていました(^^ゞ
心に染み入る物語でした。
観終った時、これは何度観ても泣けるだろうなあとしみじみと思った1本です。
監督:平川雄一朗 出演:岡田将生 広末涼子 木南晴夏 松井愛莉 巨勢竜也 鹿賀丈史
2014年 日本
(20141224)
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