今野敏著「ST 警視庁科学特捜班」を原作にしたテレビドラマから映画化されたサスペンスです。
原作よりもだいぶ軽いノリのテレビドラマをついつい観てしまったので、映画版もチャレンジしてみました。
テレビシリーズからの青春ドラマのような面白い人間関係と知能犯との戦いが楽しめるような物語でした。
なんだか最後まで青春だなあと笑ってしまいました(^^ゞ
3日後にSTから異動することになっている百合根警部(岡田将生)は頭を抱えていました。
STのリーダーである赤城(藤原竜也)が殺人罪で逮捕されたのです。
でも、殺人を犯していないことは百合根も仲間たちも解っています。
解っていないのは、なぜ、赤城がそんな行動に出たかでした。
百合根は拘置された赤城と話をしようと試みますが、赤城に拒否されます。
仕方なく、百合根はわざと逮捕されて隣の独房に入りましたがあまり多くの情報は得られません。
そして、間も無く赤城は密かに逃亡してしまいました(-_-)
それにしても、やっぱり明るいですね~
原作もマンガっぽい設定ですけど、ドラマはさらにマンガっぽいです。
そんな軽い雰囲気が青春ドラマのような明るさにピッタリで楽しかったです。
事件の方も知能犯らしくネットを駆使した展開で面白かったです。
ネットの情報を受け取ることの怖さと共に、今もこんな危険はあるだろうなと思ってしまいました。
また、SNS等で情報を集うと街行く人々がみんな情報を流す側になっていったり、
新しい情報が流れると、さっと一斉にスマホを取り出す姿も可笑しかったです。
警察ものですけど、笑いどころでは子供たちの笑いも劇場に沸き起こって、
意外に年齢層が広いのかもと感じました。
観終った時、こういうエンターテイメントな映画もたまにはいいかもとちょっと思った1本です。
監督:佐藤東弥 出演:藤原竜也 岡田将生 志田未来 芦名星 窪田正孝 三宅弘城 ユースケ・サンタマリア 安達祐実 鈴木梨央 柴本幸 水上剣星 田中哲司 林遣都 瀬戸朝香 渡部篤郎
2015年 日本
(20150112)
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