主人公二人の真っ直ぐな気持ちが愛しかったです。
ヘイゼル(シャイリーン・ウッドリー)は肺に末期のがんが転移している短大生。
13歳で発病して一時は命が危うくなっていましたけど、今は奇跡的に薬が効いて小康状態を保っています。
いつも酸素を必要とするために酸素の管を常時付けている彼女は、
酸素ボンベをキャリーバックに積んで運びながら移動するような生活を送っていました。
彼女は自分がいつ死んでもおかしくないということを理解していました。
肺に水がたまって、死ぬ間際まで苦しんだことや、その時に両親がとても悲しんだという記憶もあります。
そのためにどうしても活動的にはなれず、人と深く関わるのには苦手意識がありました。
そんな彼女に同世代の友達を作って欲しいと願った母(ローラ・ダーン)は娘を説き伏せて、
同じようながん患者の集まるグループに参加させました。
嫌々で参加した集会で、ヘイゼルは自分を見つめる男の子を見つけます。
初めて会ったオーガスタス(アンセル・エルゴート)は一目で彼女に恋をしたのです。
明るい笑顔と真っ直ぐな言葉で行動してくる彼に、ヘイゼルも次第に心を開いていきます。
それはヘイゼルにとって初めての恋になりました。
それにしても、いい映画でした~
切ないのにとても元気を貰えた気分になる作品でした。
きっと、主人公二人のキャラクターが最高なのですね。
彼らが最後の最後まで互いを心の支えにしていたのが真っ直ぐに伝わってきました。
こんなにも強く相手を想い合える二人が出会ったことが奇跡なのかもと思いながら観ていました。
死の足音を聴きながら辛い病気を抱えて生きること。
そんな苦しみを抱えた子供を支えていく親の気持ち。
そして、そんな中で巡り合った恋。
この映画の全てのことが主人公たちだけでなく観ている方の心も強くしてくれるような気がしました。
1月にして、今年のベスト10に入る映画を観たなあと感じました(^^)
ぜひ、多くの人にこの二人を観て欲しいなあと思った1本です。
監督:ジョシュ・ブーン 出演:シャイリーン・ウッドリー アンセル・エルゴート ナット・ウルフ ローラ・ダーン サム・トランメル ウィレム・デフォー
2014年 アメリカ 原題:THE FAULT IN OUR STARS
(20150120)
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公式サイトはこちらへ http://www.foxmovies-jp.com/kitto-hoshi/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は2月20日以降の予定です。