何と言っても主役の二人が楽しそうでした~
取調室でマイク(ジェシー・アイゼンバーグ)が殺気立っているシーンから始まる物語です。
何故、彼は手錠を掛けられて取調室にいるのか?その数日前に時間は遡ります。
マイクはしがない小さなスーパーの店員です。
一人で店を開け、商品を陳列し、レジでお客が来るのを待ちます。
でも、開店休業状態のスーパーのレジほど暇なものはありません。
彼はレジを前に好きなマンガをノートに書き、空想の物語創作を楽しみながら時間を潰していました。
そんなダメダメなマイクにもステディな彼女・フィービー(クリステン・スチュワート)がいます。
マイクは彼女の家で暮らしていて、平和な愛のある日々はすべて美人で心の広い彼女のおかげです。
ダメ男を自覚しているような自分を受け入れて愛してくれる彼女をマイクは心から愛していました。
結婚を決意したマイクはフィービーへ最高のプロポーズを贈りたいと計画していました。
それには田舎町から遠くはなれた南国のハワイへ行って開放的な明るい気分で伝えるのが一番です。
でも、彼は町を出ようとすると必ずおきるパニック発作に見舞われ、出発時間になっても飛行機に乗ることが出来ません。
そして、彼が町を出ようとしたことを、何故かCIAが察知していました…
それにしても、変なラブコメでした(^^ゞ
二人はバカップルを自認するほどの相思相愛なのに、その愛を引き裂くのがCIAの極秘プロジェクトなのです。
そのためにCIAから抹殺されそうになり、マイクどころか友人たちや警察署までもが壊滅的な被害に遭います。
そんなむちゃくちゃな展開についつい引き込まれてしまいました(^^ゞ
何と言っても主人公たちの綺麗な顔が終盤へ行くにつれて血だらけ&傷だらけになっていく展開に
うわー、二人ともとことん敵に闘いを挑むのが好きだなあと思ってしまいました。
観終った時、主人公の「誰にも命令されていない」という返答にいいなあと真顔でつぶやいた
一番の敵の想いがちょっと切ないかもと心に残った1本です。
監督:ニマ・ヌリザデ 出演:ジェシー・アイゼンバーグ クリステン・スチュワート トファー・グレイス コニー・ブリットン ウォルトン・ゴギンズ ビル・プルマン
2015年 アメリカ 原題:AMERICAN ULTRA
(20151215)
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公式サイトはこちらへ http://agent-ultra.jp/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は2016年1月23日以降の予定です。