三部けい著の人気コミックを藤原竜也&有村架純で映画化したSFミステリーです。
予告編を観て、タイムリープをする主人公がどんな事件に巻き込まれるのだろうと気になっていました。
原作もアニメも観ずにチャレンジした作品には、切なくも強い希望と生き様が描かれていました。
めちゃくちゃ切なかったです(T_T)
藤沼悟(藤原竜也)は売れないマンガ家。
でも、マンガでは食べていけないので、ピザ屋のバイトで生計を立てていました。
ある日、ピザの配達中に悟が“リバイバル”と名付けた現象が起きます。
これから起きる事件や事故を防ぐまで同じ時間を繰り返すという悟だけに起きるタイムリープです。
何とか小学生の交通事故を防いで現在に戻った悟でしたけど、逆に自分が事故に遭ってしまいました。
奇跡的に軽症で済んだものの、母(石田ゆり子)が北海道から出て来て様子をみることになります。
また、事故現場に居合わせたバイト仲間の片桐愛梨(有村架純)は、事故を未然に防いだ
悟の行動を不思議に思いつつも、彼を友人として信頼できる人と思うようになりました。
数日後、買い物中の悟と母を見かけた愛梨が呼び止めた時、またリバイバルが起きます。
悟は母に、何か変なことが起きていないかと訊きながら辺りを注視しますけど、
彼には事故や事件の予兆は感じられません。
でも、その時、悟の母はある男の行動を怪しいと感じて見つめていました。
そして、時間は現実へと戻りました。
それにしても、切ない物語ですね~
その後に起きた母の刺殺事件をきっかけにたどり着いたのは18年前に暮らしていた北海道です。
悟が小学生の頃に同級生を襲った連続殺人事件こそが2006年に起きた母の死を防ぐ鍵でした。
最初に殺された同級生・雛月加代(鈴木梨央)を守ろうと小学生の悟(中川翼)は子供ながらに頑張ります。
(この子供の時代の話はとても切なかったです。鈴木梨央ちゃん、上手いなあ。)
そして、失敗しては方法を変え、加代を救うのと同時に連続殺人事件の真犯人へ近付いた悟は、
やがて死んだ母が何を目撃したのかに思い付きました。
時間の流れが変わったことで悟と愛梨の関係が変わっていく展開も切なかったです。
あと、彼に助けられた人々が10年後に集まるシーンも本当に切なかったです。
観終った時、彼の強さと存在は関わった人をきっと幸せに導いただろうなと感じた1本です。
監督:平川雄一朗 出演:藤原竜也 有村架純 石田ゆり子 中川翼 鈴木梨央 林遣都 安藤玉恵 福士誠治 杉本哲太 及川光博
2016年 日本
(20160410)
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