声優を担当した神木隆之介さんと上白石萌音さんが本当にキャラクターにぴったりでした~
山間の小さな田舎町で神社の家に生まれた女子高生・宮水三葉(上白石萌音)は
狭い世間の中で巫女として生きる暮らしにちょっとウンザリしていました。
どこかにいる神さまに、生まれ変わったら東京のイケメンにしてください!と叫びたくなるほどです。
そんな小さな町にも、間近に迫った彗星接近のニュースは大きなニュースとして流れていました。
ある日のこと、彼女は不思議な夢を見ました。自分が東京の男子高校生になっている夢です。
夢の男子は立花瀧(神木隆之介)という名前で、混雑する電車に乗って人の多い都心の学校へ向かいます。
観たことも無い風景と初めて話す友人たちに、瀧の中にいる三葉は戸惑いながらもワクワクしていました。
翌朝、三葉が起きると、一緒に暮らしている祖母や妹は、今日は普通ねと言いました。
また、学校へ行っても、友人たちが昨日の三葉はいつもとは違って変だったと言います。
昨日は記憶も人格も違っていたようなのです。
そして、三葉と瀧はお互いが夢の中で入れ替わっていることに気付きました。
それにしても、面白い物語でした。
お互いの人生が入れ替わってしまう二人ですけど、今はスマホと言う文明の利器があります。
もし、相手の中に入ってしまっても、スマホに日記を残しておけば記憶の共有が出来るのです。
そんなふうに工夫を重ねながら、お互いの人生を楽しんでいく展開は観ている方も楽しかったです。
でも、お互いに逢いたいという気持ちが募った時、何故そんなことが起きてしまったのかが分かってきます。
それはとても綺麗で怖ろしい出来事が原因でした。
その事態を回避するために、二人は必死に行動します。
そんな展開にドキドキしてしまって、スクリーンから目が離せなくなりました。
そして、接近する彗星でひときわ輝く空の美しさに圧倒されました。
また、出だしからエンディングまで印象的に使われている音楽もインパクトがありました。
観終った時、公開したらもっと大きなスクリーンでこの空を体感したいなあと思った1本です。
監督:新海誠 声の出演:神木隆之介 上白石萌音 長澤まさみ 市原悦子 谷花音 成田凌 悠木碧 島崎信長 石川界人
2016年 日本
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公式サイトはこちらへ http://www.kiminona.com/index.html追伸
この映画は試写会で観ました。公開は8月26日以降の予定です。