ピートと秘密の友達

孤独な少年と森に住む緑のドラゴンとの友情を描いた、ディズニーのファンタジーです。
このドラゴンが“エレクトリカルパレードに出てくる緑のドラゴン”と聞いて、楽しそうだなあと気になっていました。
純粋にお互いを信頼しあう姿に、童心に帰ってドキドキしてしまうような作品でした。

緑のドラゴン“エリオット”はめちゃくちゃいい奴でした～

絵本の想い出から始まる物語です。
幼いピートは優しい両親と森のほとりの道を車で走っていました。
車の中では幼いピートが大好きなドラゴンの登場する絵本を文字を辿るように読んでいます。
その時、突然に飛び出してきた動物を避けようとした車はスリップして森の中へ落ちていきました。

車は大破し、無事だったのはピートだけでした(T_T)
行く当ても無く森の奥へ向かったピートの姿に狼たちが気付きました。
狼の影から必死に走って逃げようとするピートですが、いよいよ危うくなってきます。
もうダメだと思った時、とても大きな影が近付いてきて狼たちは逃げ出しました。

大きな影は森に住むドラゴンでした。
ピートはドラゴンを見つめると、僕を食べる？と問いかけます。
そして、不思議そうに見つめるドラゴンにピートが触れた時、ドラゴンが明るい緑に変わっていきました。

それにしても、やっぱりディズニーですね～
少年ピートとドラゴンのエリオットとのやりとりが何とも可愛いです。
ドラゴンに乗って空を飛ぶなんて、誰もが子供の頃に夢見たシーンですよね。
そんな幼い頃の楽しい夢を叶えてくれるのがこの物語かも知れません(^^)

でも、大人たちはみんな少年とドラゴンのコンビを引き裂く方向に行動していきます。
今日、会社でこの映画の話をした時、ちょっと疲れて荒んでいた私の説明は
“悪い大人と頭の固い大人と気のきかない大人がみんなでドラゴンをいじめるの！”になってしまいました～
もちろん、物語はディズニーらしい展開になるのですけど(^^ゞ

エンドロールに使われている木彫りの模様も含めて、シンプルで素朴な雰囲気が可愛かったです。
観終った時、小さなお子さまだけでなく、疲れた大人にもいいかもとちょっと思った１本です。



監督：デヴィッド・ロウリー　出演：ブライス・ダラス・ハワード　オークス・フェグリー　ウェス・ベントリー　カール・アーバン　ウーナ・ローレンス　ロバート・レッドフォード
2016年　アメリカ　原題：PETE'S DRAGON
（20170104）

→公式サイトはこちらへ　http://www.disney.co.jp/movie/pete.html