マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ

『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグ演じる主人公が都会で幸せな人生を模索するコミカルなドラマです。
予告編を観て、ポップで可愛い作品なのかなあとチャレンジしてみました。
予想とは違って、主人公の行動力の結果、面倒な人間関係が出来上がっていくようなラブコメでした^_^;

大学で芸術とビジネスを結び付ける仕事をしているマギー（グレタ・ガーウィグ）は微妙に変な子です。
ある日、子供をつくろうと決心した彼女は、理想的な男友達を選んで協力してもらう約束をしていたのに
偶然に出会った文化人類学者ジョン（イーサン・ホーク）と恋に落ちてしまいます。
ジョンには有名大学教授の才女ジョーゼット（ジュリアン・ムーア）という妻と2人の子供がいました。

でも、ジョンもマギーを強く求めていたのでジョーゼットと別れ、マギーとジョンは結婚しました。
そして、数年が過ぎたある日、ふとマギーはジョーゼットへの愛が変化してしまったことに気付きます。
そして、マギーはある計画を思いつきました。

それにしても、マギーは面白いキャラクターでした～
彼女は純粋で、自分や愛する人の幸せを望み、正しいと思った方向へ突き進んでいきます。
でも、真っ直ぐすぎるのか、少しだけとんちんかんで、どこか可笑しいのです。

よく自分自身でも、最悪の結果になったと気付いて落ち込んだりするのですけど、
基本的には世話好きというか、お節介というか、つい口出ししてしまう性分。
悪気は無くても、周りを巻き込みながらどんどん人生をややこしくしていきます。
そんなマギーに輝くようなパワーを伝えてくれるグレタ・ガーウィグはピッタリでした(^^)

また、マギーに惑わされるジョンを演じたイーサン・ホークと
ジョンの妻ジョーゼットを演じたジュリアン・ムーアもさすがの演技と存在感でした。
出番は多くなくても、こういう人たちが演じると納得させられるのですよね。
都会で働く学者夫婦の奥深さを感じさせてくれました。

最近、キラキラなラブストーリーばかりだったので、ちょっと変わった展開が楽しかったです。
簡単には落ち着かないマギーがこれからどんな人生を送るのか想像しながら観終わった1本です。



監督：レベッカ・ミラー　出演：グレタ・ガーウィグ　イーサン・ホーク　ジュリアン・ムーア　ビル・ヘイダー　マーヤ・ルドルフ　トラヴィス・フィメル
2015年　アメリカ　原題：MAGGIE'S PLAN
（20170201）

→公式サイトはこちらへ　http://maggiesplan.jp/