舞台は南北戦争後でまだ治安が落ち着いていない西部の小さな町ローズ・クリークです。
そこは開拓した農地で作物を作っている農民が中心の平和で静かな町でした。
しかし、近くに金鉱が発見されたために、町の雰囲気が一変します。
略奪男爵の異名を持つバーソロミュー・ボーグ(ピーター・サースガード)が採掘に邪魔な農民を町から追い出し始めたのです。
教会は焼かれ、反対意見を言い始めると簡単に射殺されてしまいました。
数日後、ローズ・クリークの近郊の町をサム(デンゼル・ワシントン)が通りかかりました。
彼は酒場へ入ると、店主に酒を頼みます。
黒人のサムに店主は注文を断りますけど、店主がお尋ね者だと見抜いたサムは彼に銃を向けた男たちを倒し
店主も撃ち殺しました。
騒ぎを聞いて駆けつけてきた保安官を前に、サムは委任執行官役という身分を伝えて
店主の人相書きが書かれた手配書を見せます。
そして、サムが去ろうとした時、ローズ・クリークのエマ・カレン(ヘイリー・ベネット)が声を掛けて来ました。
彼は軽くあしらって去ろうとしますけど、彼女の話を聞く内に表情が変わります。
そして、ボーグを倒すという依頼を受けることを承諾しました。
それにしても、やっぱりキャストが揃っていると見応えがありますね~
リーダーのデンゼル・ワシントンも、カードが得意なギャンブラー役のクリス・プラットも、
心に傷を持つスナイパー役のイーサン・ホークもそれぞれキャラクターに似合っていました(^^)
また、この作品の面白いところは、さまざまな人種の7人が集まっているところかも知れません。
この混合チームのみんなは、金のためというよりは自分の信念で集まって来ました。
もちろん、軍団に対して7人+素人たちでは無謀な戦いになることは分かっています。
死を覚悟した戦いです。
それでも、最後まで必死に向かっていく姿に、ちょっとカッコいいなあと思ってしまいました。
あと、様々な作戦を駆使する展開も面白かったです。
死屍累々の町を静かに去っていく男たちの姿を観ながら、何とも言えない気持ちになりました。
観終った時、この作品は往年の西部劇ファンだったらどうみるかなあと感じた1本です。
監督:アントワーン・フークア 出演:デンゼル・ワシントン クリス・プラット イーサン・ホーク ヴィンセント・ドノフリオ イ・ビョンホン マヌエル・ガルシア・ルルフォ マーティン・センズメアー ピーター・サースガード ヘイリー・ベネット
2016年 アメリカ 原題:THE MAGNIFICENT SEVEN
(20170208)
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公式サイトはこちらへ http://www.magnificent7.jp/