初野晴著の青春小説シリーズを原案に、吹奏楽部にかける高校生たちの姿を描いた青春映画です。
原作を読んでいたので、どんな映画になっているのだろうと気になっていました。
原作とは違ったキャラクターにとまどいつつも、青春ど真ん中のような物語をニッコリしながら楽しみました。
中学時代はバレーボール部で頑張ってきた穗村千夏[チカ](橋本環奈)は、高校では吹奏楽部に入る予定でした。
でも、音楽室へ言ったチカはその吹奏楽部が廃部と聞かされて呆然とします。
すぐに校長(志賀廣太郎)に掛け合おうとしても、既に決定したことだとにべもありません。
新任音楽教師の草壁信二郎(小出恵介)の口添えで何とか1ヶ月の猶予を貰ったチカは、
最低限の9人の部員を集めるために奔走し始めました。
翌日、小学校の頃に同級生だった上条春太[ハルタ](佐藤勝利)と偶然に再会したチカは
ホルン経験者という彼を蹴飛ばしながら無理やり吹奏楽部に入部させます。
それでも、9人への道のりはまだまだ遠いものでした(-_-;)
それにしても、主演の二人が可愛いですね~
まったくフルートを吹けないのに廃部寸前の吹奏楽部を復活させようとするチカ役の橋本環奈さんも
勝気なチカのパワーに圧されぎみでも、やがて彼女を支える強さを発揮するハルタ役の佐藤勝利さんも
思わず応援したくなるようなストレートな演技でキラキラしていました。
全体的に昔の青春ドラマを観ているようなゆったりした雰囲気で懐かしさを感じました。
また、音の演出が印象的です。全く無音のシーンもあるので、ポップコーンは禁止の作品かも(^^ゞ
その分、音楽と音の世界をしっかりと楽しみたいなと思うような作品でした。
ラストのお祭り騒ぎが妙に可笑しかったです。
観終った時、ちょっと変なところもあるけど爽やかな映画だったなと感じた1本です。
監督:市井昌秀 出演:佐藤勝利 橋本環奈 恒松祐里 清水尋也 前田航基 平岡拓真 上白石萌歌 二階堂姫瑠 志賀廣太郎 小出恵介
2017年 日本
(20170308)
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