SFアニメの大ヒット作をハリウッドで実写映画化したSFアクションです。
オリジナルのアニメシリーズが好きなので、どんなふうに実写で描かれるのだろうと気になっていました。
突っ込みどころは色々ありますけど、最後まで楽しめる作品になっていました。
荒巻(ビートたけし)のもと公安9課を率いる少佐(スカーレット・ヨハンソン)は
全身義体化に世界で初めて成功した人間です。
瀕死のところを脳の移植で生き延びたという彼女には、人間だった頃の記憶はわずかしかありません。
それでも、現在の身体能力を生かして9課の中では一目置かれる存在でした。
ある日、少佐はある重要企業の要人暗殺と電脳ハッキングの事件現場に乗り込みました。
その現場でアンドロイドの様子に何かを感じた彼女は、
現場から回収されたアンドロイドの電脳に自らを接続します。
ウィルス感染の恐れもある中、敵のハッキングの道筋を辿っていくと、発信場所の映像が見えました。
そして、ついに9課が追い続けている強敵・クゼ(マイケル・ピット)の影を見つけました。
それにしても、声優さんの力は偉大ですね~
そもそもアニメは長いシリーズになるとキャラクターの絵の雰囲気も変わるものです。
でも、多少絵が変わっても声優さんが同じなら、すぐにお馴染みのキャラクターになってしまうのです。
今回、吹替版ではオリジナルキャストの声優さんたちが担当していました!
だから、スカーレット・ヨハンソンでもすぐに“少佐”なのです(^^ゞ
バトーもトグサも揃っていたので、誰が演じようがすっかり“攻殻機動隊”の気分になりました。
まあ、ストーリーやキャラクター設定はかなりアレンジされていましたけど、
それほど変な印象はありませんでした。
でも、せっかくだからタチコマにも登場して欲しかったです。
あと、電脳の世界をもっと観てみたかったなあと思いました。
観終った時、やっぱり吹替版で観て良かったと思うのと同時に、
オリジナルのアニメを全部見直してみたくなった1本です。
監督:ルパート・サンダース 出演:スカーレット・ヨハンソン ピルウ・アスベック ビートたけし ジュリエット・ビノシュ マイケル・ピット チン・ハン 桃井かおり
2017年 アメリカ 原題:GHOST IN THE SHELL
(20170411)
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公式サイトはこちらへ http://ghostshell.jp/