澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を中島哲也監督が映画化したエンターテイメントなホラーです。
ホラーの苦手な私としては予告編を観て怖そうだなあと思っていたのですけど、
岡田准一さんをはじめとする豪華なキャストに惹かれてチャレンジしてみました!
田原秀樹(妻夫木聡)の子供の頃の思い出から始まる物語です。
小学生の頃に仲の良かった女の子と森で遊んでいた時、
“秀樹くんも連れて行かれるよ、嘘つきだから”と言われます。
彼は子供の頃から他人から褒められるために嘘を重ねて、笑顔で得意になっている子でした(-_-)
大人になった秀樹は恋を実らせて結婚し、可愛い娘を授かり、幸せいっぱいの生活を送っていきます。
(というか幸せいっぱいというふりをブログに書き込んでいます。)
でも、彼の持ち前の嘘と過去からの人間関係が、妻・香奈(黒木華)と娘を次第に恐怖へと陥れていきます。
そして、過去から目を背けていた秀樹が真実に気付いた時は、すでに追い詰めらた後でした(T_T)
それにしても、長さを感じさせないエンターテイメントな作品でした。
人間の弱い部分や嫌な部分を凝縮させたような独特なキャラクターが次々と登場してきます。
いい人だと思っていたら実は…という展開に観ている方も翻弄されてしまいます。
メインキャラクターが次々と命を落としていくのにもびっくりでした。
しかも、謎が謎を呼ぶ展開に、最後はどういう意味ですか!?と思いながら観終わりました。
怖さよりも面白さが先にくる作品になっていたのは、さすがは中島哲也監督と感じたのと同時に
これは原作を読んでみたいかもと思った1本です。
監督:中島哲也 出演:岡田准一 黒木華 小松菜奈 青木崇高 柴田理恵 太賀 松たか子 妻夫木聡
2018年 日本
(20181228)
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公式サイトはこちらへ http://kuru-movie.jp/