1966年のル・マン24時間耐久レースの優勝をかけた闘いを描いたドラマです。
マット・デイモンとクリスチャン・ベイルの共演が見たいなと気になっていました。
熱い友情と家族の愛、そしてレースシーンの迫力に心が揺さぶられるような物語が綴られていました。
フォードでは低迷している車の売上を上げるための策に悩んでいました。
マーケティング担当のリー・アイアコッカ(ジョン・バーンサル)は、これから顧客になっていく
若者たちの興味を引くためにはル・マン24時間レースでの優勝が必要と社長へ提言します。
そして、資金繰りに困っているフェラーリの買収を提案しました。
ル・マン24時間レースで何度も優勝に輝いている人気のフェラーリを手に入れられればと
乗りに気になったフォード対し、フェラーリは契約書を交わす直前に約束を反故にします。
レースへの権限をフェラーリに一任されないのが一番の原因でした。
フェラーリの対応に怒ったフェラーリは、自力でル・マン24時間レースに優勝しろと厳命します。
白羽の矢が立ったのは、過去に優勝ドライバーになったことがある人気カーデザイナーの
キャロル・シェルビー(マット・デイモン)です。
そして、彼が優勝に欠かせないドライバーと見込んだのは頑固者で扱いにくいと悪名高い
ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)でした。
それにしても、面白かったです!予想以上に引き込まれる作品でした~
個人的にはカーレースにはあまり興味がないので、この作品はどうだろうと思っていたのですけど、
フォードがル・マンの優勝を目指してレーシングカーの開発に挑むというストーリーよりも、
シェルビーとケンとの友情が核になっていて観やすかったです。
また、レースシーンは迫力満点。
ハイスピードの世界がスクリーンいっぱいに広がり、死と隣り合わせの臨場感を伝えてくれます。
そんな熱戦と友情に引き込まれました。
ケンの運命がとても切なくて胸が痛みました。
観終わった時、せめて友情だけでも残って良かったとしみじみと思った1本です。
監督:ジェームズ・マンゴールド 出演:マット・デイモン クリスチャン・ベイル ジョン・バーンサル トレイシー・レッツ ジョシュ・ルーカス カトリーナ・バルフ ノア・ジュプ レモ・ジローネ
2019年 アメリカ 原題:FORD V FERRARI/LE MANS '66
(20200113)
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