1998年に行なわれた長野オリンピックのスキージャンプ競技を舞台に、
テストジャンパーとして大会を支えた若者たちの姿を描いた物語です。
予告編を観て、やっぱり彼らの頑張りは観ておきたいなあとチャレンジしてみました。
西方仁也(田中圭)は長野オリンピックに金メダルの夢をかけていました。
前回のリレハンメル大会ではジャンプ団体戦で惜しくも金メダルを逃していたのです。
苦しい練習も鬼コーチ・神崎(古田新太)のしごきも、金メダルへの夢を胸に耐えてきました。
そんなある日のこと。西方は不調をおして参加したジャンプの練習で大けがを負ってしまいます。
長野オリンピック参加にはほぼ絶望的な状況に陥ってしまいました。
それでも、必死のリハビリを経て西方は奇跡の復活を遂げます。
ジャンプが出来るようになっただけでなく、オリンピックの最終選考対象の試合で優勝したのです。
これでオリンピックに参加できる!と選考結果に期待した西方でしたが、
結局、選ばれることはありませんでした。
そして、気落ちしている彼に神崎コーチはテストジャンパーになれと声をかけてきました。
それにしても、やっぱり映画館で観て良かったです~
予告編でストーリーもだいたいは分かっていましたけど、
それでも、スクリーンで観る迫力は見応えがあります!
悪天候で続行が危ぶまれた競技の時に、
25人のジャンパーが決死の覚悟で飛んでいく姿には胸が熱くなりました。
あと、知らなかったのは、この時はまだ女性のジャンプ競技は公式には無かったということです。
(オリンピックの正式競技になったのは2014年からなのです!)
テストジャンパーで飛ぶことが私のオリンピックと言い放つ女子高生の言葉にはほろりとさせられました。
知っていそうで知らないことってやっぱりあるなあと思いました。
観終わった時、こんな時期だからこそ温かい気持ちになれる作品に出会えて良かったと感じた1本です。
監督: 飯塚健 出演:田中圭 山田裕貴 眞栄田郷敦 小坂菜緒 落合モトキ 菅原大吉 八十田勇一 濱津隆之 古田新太
2020年 日本
(20210623)
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