“ラスト7分11秒 ― あなたは《絶対》騙される…” でした~

N.Y.で働く新聞記者ロウィーナ(ハル・ベリー)は、政治家のスキャンダルをスクープして祝杯をあげていた。
同僚のマイルズ(ジョヴァンニ・リビジ)と喜び合う最中、上司がやってきて記事の差し止めを伝える。
誰かが証人となる若者を買収し、新聞社へ圧力をかけてきたのだ。
苦労を水の泡にされたロウィーナは、怒りのあまり会社を辞めると言い放ち、ひとり家路へと向かう。
その途中、彼女は幼なじみの親友グレースと偶然駅で出会う。
グレースは自分の不倫相手の話を始め、ネットで出会ってから良い関係になるが
最近は音沙汰が無いことなどを伝えた。
そして不敵な笑みを浮かべながら、自分を振った男ハリソン・ヒル(ブルース・ウィリス)を脅してやると言った。
その1週間後、グレースは変死体となって発見された…

ネットの匿名性。本名を隠してのスパイ活動。
そんなところが“パーフェクト・ストレンジャー”なのかなと思って見ていたら、
実は“人には誰にも明かせない秘密がある”ところがポイントでした。
それを知られたら、今までの自分とは全く違う人として見られてしまうような、
これまでのすべての信頼を打ち砕くような秘密。
そんな、もし持っていたらそれだけで怖いだろうなあと思える秘密です。

親友を殺した犯人は一体誰か?
ロウィーナの独自の捜査から、誰もが怪しく見えてきます。
不倫相手の広告代理店社長ハリソン・ヒル。
ロウィーナの彼でグレースの元彼のキャメロン。
そして、ロウィーナの同僚でコンピュータに強いマイルズ。
登場する人たちはみんな、人には知られたくないような秘密を持っています。
そして、真実が明らかにされた時、すっかり騙されていたと分かりました(^_^.)

それにしても、ハル・ベリーは綺麗な人ですね~
彼女の美しさと、ブルース・ウィリスのなんとも言えない軽さがあってこその作品でした。

観終わった時、妙に人間が怖く感じた1本です。

監督:ジェームズ・フォーリー 出演:ハル・ベリー ブルース・ウィリス ジョヴァンニ・リビシ
2007年製作 アメリカ 原題:PERFECT STRANGER
(070907)