SSブログ

さらば、ベルリン [さ行]

最後まで緊張感のあるサスペンスでした~ 謎解きが面白かったです!
でも、かなり人間関係が入り組んでいて、最後の方はついていくのがやっとでした(^^ゞ

第二次世界大戦末期。終戦会議のために世界から要人がドイツ・ベルリンへと集まってきた。
アメリカ人新聞記者ジェイク・ガイズマー(ジョージ・クルーニー)も、特派員として兵士たちと一緒に来ていた。
ジェイクには若い米軍兵士タリー(トビー・マグワイア)が運転手として付けられ、
記者として動きのとりやすい通行許可書も持っていた。
実はジェイクは数年間にベルリンへ駐在しており、
その時に恋人だったレーナ(ケイト・ブランシェット)の安否をずっと気にかけていた。
ようやく機会を得て、ドイツへ来ることが出来たのだ。
激戦だったドイツで彼女に再び逢える希望は小さいと思っていたのだが、偶然、バーで彼女を見かける。
しかし、彼女は彼の運転手についているタリーの愛人になっていた…

まるでドキュメンタリーのような始まりから、すっかり戦争の時代へと引き込まれました。
ドイツが降伏し日本はまだ戦争を続けている、そんな戦争末期の時代です。
激動と混乱の世界がモノクロの映像と共に、目の前に甦っていました。

愛する人を救うために、自分の身の危険を冒しても翻弄する新聞記者。
金と愛のために、悪に手を染める若き米兵。
そして自分を心配してくれる者にも決して心と秘密をみせようとしない女。
男たちは女の持つ秘密と謎に惹かれ、運命を変えられていきます。

二人の男と一人の女。そして、米ソの大国同士がそれぞれの思惑で動き始める時、
個人の力など及びもしないようなパワーで運命は動いていきました。

誰が何を考えてどのように生きて来たかを知った時、
生に執着し、そして生を恐れることの怖さを改めて感じた1本です。

監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演:ジョージ・クルーニー ケイト・ブランシェット トビー・マグワイア
2006年製作 アメリカ 原題:THE GOOD GERMAN
(070904)


nice!(2)  コメント(5)  トラックバック(3) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 5

たいちさん

この映画は、是非観たいと思っています。なぜなら今年5月にベルリン旅行したからです。旅行記をブログへ書いています。
by たいちさん (2007-09-12 00:02) 

non_0101

たいちさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
旅行がお好きなのですね(^^)
私はベルリンとポツダムの位置関係も分からずに観てしまったのですけど、
それが分かっていたらもっと面白かったかなと思いました(^^ゞ
昔のベルリンの街並みを楽しんでくださいね!
by non_0101 (2007-09-12 23:25) 

hatch

今時の俳優もモノクロ似合いますね。ジョージ・クルーニーとケイト・ブランシェットが美男美女だからでしょうか?よく分かってないところがあるので、もう一度じっくり見たいです。
by hatch (2007-09-12 23:33) 

non_0101

hatchさんへ
こんばんは。俳優さんたちがみんな美しかったですね!
とくにケイト・ブランシェットのはまりっぷりは見事でした~
私もアメリカ軍の動きが分かりにくかったです。
誰が誰を利用しようとし、損得を考え、生死を決定したのか…
この点がちょっと混乱しました。
ただ分かったのは「人の胸では泣けなくなった」という言葉の意味かな(^^ゞ
by non_0101 (2007-09-12 23:58) 

non_0101

アートフル ドジャーさんへ
niceをありがとうございました!
by non_0101 (2007-09-27 19:53) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 3

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。