ウィル・スミス&シャーリーズ・セロン主演のアクション作品です。
アル中でぞんざいな行動ばかりしているヒーローの活躍ぶりが面白かったです。

ハンコック(ウィル・スミス)は銃弾やロケット弾も弾き飛ばすほどの
まるで“スーパーマン”のような強力な肉体とパワーを持っている。
だが、彼の性格は“スーパーマン”のように上品ではなく、
いつもアルコールが手放せないような自堕落さで、みんなからアホ呼ばわりされていた。
しかも、行動がとても乱暴で、凶悪犯の乗った車一台を取り押さえるのに
高速道路や高層ビルを壊し三昧。その被害額は膨大になっていた。
ある日、踏み切りに嵌ってしまった車を助けたハンコックは、結局その車を投げ飛ばし、
列車も脱線させてしまう。
人々からはブーイングの嵐がくるが、助けられたレイ(ジェイソン・ベイツマン)は
命の恩人だと彼を褒め称える。
そして、ハンコックに真のヒーローになるために協力しようと持ちかけた…

とってもやる気のなさそうなヒーローの姿が、妙にウィル・スミスに似合っていました(^^ゞ

ハンコックは自由気ままに生きています。
犯罪者を捕まえる手助けはしても、それ以上に多大なる破壊行為をします。
その損害金額は莫大で、彼はみんなの厄介者になってしまってます。
飛び降りるだけで道路を壊すヒーローなんて変だなあと思っていたら、
その自暴自棄な雰囲気が急に変わります。
レイの美しい妻メアリー(シャーリーズ・セロン)と出会うのです。

メアリーは最初からハンコックのことを毛嫌いしています。
反対にハンコックはメアリーしか目に入らなくなります。
そんなメアリーの正体は…ビックリものでした(^^ゞ

どこかのインタビューで監督さんが“ウィル・スミスと肉体的に張り合える女性は
シャーリーズ・セロンくらいしかいない”みたいなことを言っていましたけど
画面から出てくるオーラは本当にその通りでした(笑)
この二人をキャスティングしたのも納得ですね。

ハンコックの意外な過去と運命に、ヒーローってやっぱり暗いものを背負っているのね~と思いつつも
画像の送れる携帯電話って偉大な発明だなあ…と全然違うポイントに納得してしまった1本です(^^ゞ



監督:ピーター・バーグ 出演:ウィル・スミス シャーリーズ・セロン ジェイソン・ベイトマン
2008年 アメリカ 原題:HANCOCK
(200808)

追伸
この映画は試写会で観ました。公開は8月30日以降の予定です。