放送作家の鈴木おさむさんの小説が原作&脚本のコメディです。
塚地武雅さんが谷原章介さんへ変身!というシチュエーションが面白そうだなあと楽しみにしていました。
思っていた以上に可笑しくて、最後まで笑い通しでした(^^)

母から受け継いだ定食屋を営む大木琢郎(塚地武雅)は“ブタロウ”というあだ名がつくほどのブサイク。
本当は心が優しく料理も上手い働き者の青年なのだが、見た目で損ばかりの人生を送っていた。
ある夕方、公園で落ち込んでいると、紳士服の店員が彼にチラシを渡してきた。
後日、その紳士服店に友達の結婚式に来ていくためのスーツを買いに行った琢郎は
店長に“人生を変えられるスーツ”を勧められる。
そのスーツを半信半疑で着た彼は、なんと超ハンサムへと変身していた…

人は見かけが大切か、それとも中身が大切かというテーマを問いかけつつも
笑える小ネタが満載で楽しく笑えました~

着ると超ハンサムになるというスーツ。
変身前の琢郎の辛さを背負った人生と変身後のモデル人生とのあまりの違いが可笑しかったです。
ここまで本当にブサイクだと嫌われてハンサムだと好かれる?とは思いつつも
満員バスでの女性たちの反応はなるほどなあと思いながら観ていました。
でも、顔だけで痴漢と言われるのは気の毒ですよね(^_^.)
ついハンサムスーツを着たくなるのも納得でした~

そんな切ない葛藤の物語の中で、サービス精神いっぱいに笑いが散りばめられているのが楽しかったです。
しかも、ベタな笑いばっかり。
驚いて口から水を噴出すというギャグがこんなにも楽しく笑えたのははじめてかもです(^^ゞ

エンドロールの終わった後までサービス精神がいっぱいで
笑いながら劇場を出てくること間違いなし!と思った1本です(^^)



監督:英勉 出演:塚地武雅 谷原章介 北川景子 ブラザー・トム 大島美幸
2008年 日本
(081015)

追伸
この映画は試写会で観ました。公開は11月1日以降の予定です。