3人の若者たちの青春のきらめきを映像化したような作品です。
正直、観終わった瞬間「う~ん。分かるような分からないような…」と思ってしまったのですけど
ティーチインを聞いて「まあ、全部が分からなくても何かを感じればいいのかな」と
なんとなく納得してしまいました(^^ゞ

過去にシャオブウ(アミヤ・リー)と親友だったエンジェル(エンジェル・ヤオ)。
そして今、シャオブウと親友になっているアミ(リャオ・チェンホイ)。
物語はこの3人の女の子の人生が微妙に交差しながら進んでいきます。

シャオブウとエンジェルの仲の良かったひと時の無邪気な会話。
また、シャオブウとアミの仲の良かったひと時の無邪気な笑顔。

シャオブウの恋とアミの恋の行方。
愛を求めて心も行動も荒れ果ててしまったエンジェルの苦しみ。
恋のためにシャオブウとの友情を壊してしまったアミ。
そしてアミとエンジェルの偶然の出会い。

そんなシーンの数々が幻想的な映像になって映し出されていました。

印象としては彼ら3人+恋人1人の現在&過去&未来をポイントごとに切り取ってシャッフルし、
バラバラに繋ぎ合わせた感じです。
監督さんも脚本に7日、撮影に18日、編集に1年かかったと言っていました。
そんな展開なので、物語を理解とするというよりは
それぞれのシーンごとに彼らの想いを感じる作品ですね。
そう、まるで明け方の浅い夢を見ているような感覚がしました。

青春って時に残酷なものよね…としみじみ思ってしまった1本です。



監督:リー・チーイェン 出演:エンジェル・ヤオ アミヤ・リー リャオ・チェンホイ
2008年 台湾 原題:乱青春(Beautiful Crazy)
(20081021)

追伸
この映画は東京国際映画祭で観ました。公開予定は未定です。