1971年のロンドンで実際に起きた銀行強盗事件を元に作られたクライム・サスペンスです。
強盗を実行した男たちと、裏社会にうごめく悪や秘密裏に動く組織との攻防は見応えがありました~

ロンドンで中古車販売店を営むテリー(ジェイソン・ステイサム)のもとには
借金取りが毎日のように返済の催促に来ていた。
だが、店の売り上げは思うように上がらず、テリーは焦り始めていた。
そんなある日、旧知のマルティーヌ(サフロン・バロウズ)からとんでもない相談を持ちかけられる。
ある銀行がシステム変更のために防犯システムを1週間ダウンさせるという情報を得た彼女は
その銀行を襲う仲間にならないかと言ってきたのだ。
テリーは悩んだ末に強盗を引き受けることにした。だが、その仕事には裏があった…

銀行強盗計画の裏にある陰謀と貸し金庫の中身が、主人公たちを危険に陥れました(T_T)

地下道を掘って金庫室へ侵入する計画を立てたテリー。
その道の専門家や店の偽主人になる男も仲間に引き入れ、計画は完璧なように思えました。
運も手伝って盗みは成功しますが、貸し金庫に重要な秘密を隠していた悪人たちが
その秘密を取り戻そうと必死になって彼らを探し始めます。
また、警察や諜報員たちも隠されていた秘密を手に入れようと彼らを追い始めます。
彼らが大金や宝石と共に手に入れたのは、そんな命を脅かす危険なものだったのです。
いろいろな組織がいっせいに彼らを追い始めた時は、一体どうなるのだろうとドキドキでした(^_^.)

それにしても、この物語は実話を元にしているだけあって、細かいところまで面白かったです~
完璧なはずの計画がどのように綻び始めたのか。
マルティーヌの真の目的は何か。何故、彼女はテリーに話を持ちかけたのか。
そして、命をも危ういこの事態をテリーはどのように収拾していくのか。
そんな疑問はラストへと向かって行くにつれて、段々とすっきりしてきます。
特にテリーの考えた終決方法はお見事でした☆

映画を観終わった時、う~ん女心は複雑なのね…でも、銀行強盗は怖いぞ!と思ってしまった1本です。



監督:ロジャー・ドナルドソン 出演:ジェイソン・ステイサム サフロン・バロウズ リチャード・リンターン
2008年 イギリス 原題:THE BANK JOB
(20081111)

追伸
この映画は試写会で観ました。公開は11/22より、シネマライズ他全国順次公開になります。

作品のHPはこちらへ http://www.bankjob.jp/ ↓


追伸2
この試写会で偶然、“ジジョの五感”のジジョさんにお会いしました☆
また、いろいろなブロガーさんにもお会いしました~
立ち話しかできなかったですけど、お会いできて嬉しかったです(^^)