トム・ラドロー刑事(キアヌ・リーヴス)はロサンゼルス市警の敏腕刑事。
単独で現場に乗り込んでは犯人たちを銃で圧倒し、事件を解決してきた。
妻を亡くしてからアルコールが手放せなくなり、容疑者をすぐに銃殺してしまうトム。
その型破りで荒っぽいやり方には眉をひそめる人間も多かったが、
事件の迅速な解決を望む上司のワンダー(フォレスト・ウィッテカー)は彼を高く評価していた。
ある日、トムは元パートナーで今は部署が離れたワシントンにまつわる噂を聞いた。
彼がトムのことを内務調査官のビッグスに密告していると言うのだ。
手段は激しいが正義のために行動していると自負していたトムは怒りに駆られ、
ワシントンに仕返ししようと後をつける。
だが、ちょうどその時二人組の覆面強盗が現われ、ワシントンを射殺してしまった…
自分は正義の番人とばかりに銃を振り回すトムの姿は、微妙に怖かったです(^^ゞ
悪を倒すには法を超えることも厭わないトム。
若い頃に苦労を共にした元バートナーの死を究明しようと動き始めた彼は
次第に警察組織の中に巣食う大きな悪に近付いていきます。
犯人への糸を手繰り寄せていっても謎は深まるばかり。
一緒に事件を追う若い刑事と共に必死に手掛かりを辿って行くと、
そこには思いもかけない罠が待ち構えていました(T_T)
それにしても、まるでガンマンのように銃を手に突き進むトムにキアヌ・リーヴスというのは
ちょっと意外な感じでした(^^ゞ
でも、信念は正義の番人であるところは納得ですね。
途中、そんなに殺しちゃっていいのですか!?と聞きたくなったりもしましたけど、
まあ良いらしいので、あまり考えないことにしました(笑)
あと「Dr.HOUSE」でお馴染みのヒュー・ローリーの登場の仕方はちょっと可笑しかったです。
観終わった時、トムの未来はどうなるのだろうなあと、ちょっと気になってしまった1本です。
監督:デヴィッド・エアー 出演:キアヌ・リーヴス フォレスト・ウィッテカー ヒュー・ローリー クリス・エヴァンス
2008年 アメリカ 原題:STREET KINGS
(20090203)
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は2月14日以降の予定です。