ようやく公開された3部作の第2部です。
15年後の世界は、ますます不気味で謎は深まっていきました~
世界を恐怖に陥れた“血の大みそか”の15年後。
日本ではともだち教団の友民党が全ての実験を握るようになっていた。
祖母の元から上京して東京の高校に通っているカンナ(平愛梨)は、そんな世界の中で
大好きなケンジおじちゃんが極悪人と呼ばれるのを、いつも怒りと共に聞いていた。
彼女は危険地帯となっている新宿・歌舞伎町にある中華料理店でアルバイトをしていた。
その界隈では先日も殺人事件が起き、警察は犯人を見つけられないままになっていた。
ある日、バイト中のカンナはタイマフィアと中国マフィアの抗争が勃発しているのを聞きつける。
その場所がカンナの思い出の味を継ぐラーメン屋のある通りだと気付いた彼女は
あわてて店を飛び出し、ラーメン屋まで駆けつけた。
銃弾が飛び交う間に割って入った彼女は抗争を止めさせ、両マフィアのボスを呼びつけた…
過去と現在が交差する中で謎は深まるばかりです。
観終わった時、8月29日公開の最終章まで待てない~と思ってしまいました(^^ゞ
2015年の日本は不気味です。
貧しい者ばかりの社会になり、“ともだち”は世界を救う救世主としてますます強大になっていました。
そんな中で頑張るカンナは真っ直ぐな瞳がキュートで
“運命の子”としての宿命を背負いながらも人々を魅力するパワーを持っています。
また、カンナを影ながら助けるヨシツネ(香川照之)や
牢獄から脱出してカンナを守ろうとするショーグン(豊川悦司)の活躍もかっこよかったです。
それにしても、ともだち教団は怖いです。
テーマパークみたいな施設で洗脳って、本当にありそうです。
それに洗脳されながらロボットのように動く団員たちも怖いです。
特に小池栄子さんが演じた高須の笑顔の不気味さは、何とも言えない恐怖感がありました。
前作を見終わった時は、あのシンボルマークが頭にずっと残ったのですけど、
今作は小池栄子さんの笑顔が頭から離れなくなってしまった1本です(^^ゞ
監督:堤幸彦 出演:豊川悦司 平愛梨 常盤貴子 香川照之 藤木直人 小池栄子
2009年 日本
(20090201)