スキーター(アダム・サンドラー)はノッティンガム・ホテルの修理係。
元々このホテルの場所にはスキーターの父が経営していたアットホームなホテルが合ったのだが
経営難のためにノッティンガム氏(リチャード・グリフィス)へ売却したのだった。
ノッティンガム氏はスキーターの父に、将来スキーターが有望な経営者になれるようだったら、
スキーターにホテルを任せようと口約束したのだが、そんな約束はすっかり忘れられていた。
ある日、学校の校長を担っている姉に、1週間の甥と姪の世話を頼まれる。
昼間は姉の学校に勤めるジル(ケリー・ラッセル)が見てくれるので、彼の出番は夜だ。
厳格な姉に厳しく育てられ、遊び心と笑顔をなくしていた子供たちに
彼は面白くてワクワクする“ベッドタイム・ストーリー”を聞かせ始めた…
主人公の無邪気なノリに思わず笑わされてしまいました(^^ゞ
主人公のスキーターは“真面目に働いているのに報われない男”という設定なのですけど
アダム・サンドラーが演じていると、どうも真面目には見えません(笑)
幼い甥っ子たちと楽しそうにおとぎ話を話し合っている様子は大きな子供のようです。
しかも、翌日に子供たちと作り上げた“ベッドタイム・ストーリー”と同じ出来事が起きると、
子供たちと話したことが本当になる!と信じてしまうのです。
そんなスキーターが似合ってしまうなんて、さすがはアダム・サンドラーです~
もう、それからは欲しいものも自分の夢もみんな“ベッドタイム・ストーリー”頼み。
スキーターは自分の希望が叶うように“ベッドタイム・ストーリー”を作り上げようとします。
でも、そうは簡単に行かないのが物語です。
子供たちは単純なストーリーでは納得せずに
お話の主人公に厳しい試練を与えたり、悲惨な最期にしてしまったり…
翌日、スキーターは危機を回避しようとしますけど、やっぱり悲惨な結果になってしまいます。
そんな運命を仕方なく受け入れるスキーターの諦めの良さも、なんとなく可笑しかったです。
そして、ようやくやる気を出したスキーターの行動力は見違えるようで
なかなかやるなあという感じでした(^^ゞ
観る前に予想していたような可愛いファンタジーではなかったですけど、
力を抜いて笑えるような気楽なコメディに、疲れがちょっと軽くなった1本です。
監督:アダム・シャンクマン 出演:アダム・サンドラー ケリー・ラッセル リチャード・グリフィス ガイ・ピアース
2008年 アメリカ 原題:BEDTIME STORIES
(20090325)