グリーティングカードの製作会社に勤めるトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は運命の恋を信じている。
そんな彼が恋したのは、新しく職場に入ったサマー(ズーイー・デシャネル)。
彼女はいつもみんなの注目の的になるようなキュートな女の子。
でも、あまりにも注目さるのに慣れていたので、声をかけられても簡単にはなびかない。
彼女はただ自分の心の向かうままに素直にしているだけだ。
そして、そんな彼女は運命の恋など全く信じないと明言していた…
“ボーイ・ミーツ・ガールな話なのにラブストーリーでは無い”と断言するナレーションから始まる物語です。
思わずニッコリしてしまうラストがとっても爽やかでした~☆
トムはサマーに恋します。
遠くから彼女を見ていた時はそれほど気にもならなかったのに、言葉を交わしたらあっという間です。
でも、サマーはトムに恋していません。
サマーにとってトムは好き(Like)な人だけど“いい友達”なだけなのです。
サマーは最初にトムから告白された時、ちゃんとこう言っています。
あなたと真剣なお付き合いをする気は無い…と。
それでも、サマーと楽しく過ごせることは恋の第1歩だと信じたトムは、
サマーの言葉を了解した上で交際を始めます。
彼はいつか自分の恋が実ると信じていたのです。
でも、サマーのスタンスは最後まで変わりませんでした。
どんなに好きでも相手が振り向いてくれなければ、恋愛にはならない。
運命に奇跡など無い、あるのは必然。
500日というのはそんなことをトムが確信するまでの時間だったのかなと感じました。
それにしても、ジョセフ・ゴードン=レヴィットとズーイー・デシャネルが最高ですね~
いわゆる草食系タイプのキャラクターがぴったりだったレヴィットも
自由でとらえどころの無いキャラクターが不思議と似合っていたデシャネルも
本当にキュートな笑顔を見せてくれました。
特に急に幸せいっぱいモードで踊り始めても違和感を感じないレヴィットの佇まいは凄いです。
物語の展開が可哀相だけど可愛いと思ってしまうのは、
やっぱりこの二人が良かったからだなあと思いました。
観終わった時、やっぱりあの主題歌が耳から離れなくなってしまった1本です(^^ゞ
監督:マーク・ウェブ 出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット ズーイー・デシャネル ジェフリー・エアンド マシュー・グレイ・ガブラー
2009年 アメリカ 原題:(500) DAYS OF SUMMER
(20100116)