ある日、天気に異変が起きた。
雷雲に満ちた空には雷の音だけで光が無いのだ。
神ゼウス(ショーン・ビーン)は弟ポセイドン(ケヴィン・マクキッド)を呼び出し、彼の雷撃が盗まれたと告げた。
仲の悪い弟ポセイドンが盗んだのではないかと疑っていたゼウスは
もし、ポセイドン自身でなければ彼の息子が犯人ではないかと言い始める。
ポセイドンは息子の罪を否定したが、ゼウスは彼を信じようとはしない。
そして、期日までに雷撃を返さなければ神々の戦争を起こすと言い捨てて去った。
一方、高校生パーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)は難読症に悩まされていた。
文章を読もうとしてもちらちと文字が移動していくように見えて読むことができないのだ。
おかげで国語の臨時教師には目をつけられて落ち込むばかり。
だが、その難読症には秘密の原因があり、臨時教師がこの学校に来た目的もパーシー自身にあった…
いろいろ登場するアイテムと水のパフォーマンスが楽しかったです~
パーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)の冒険を描いたファンタジーです。
普通の高校生だと信じていた彼は、実はポセイドンという海神を父に持つデミゴットでした。
全能の神ゼウスの武器である雷撃を盗んだという無実の罪を背負わされた彼に
冥界の神ハデスの使い魔たちが襲い掛かってきます。
もちろん目的は神ゼウスの武器である雷撃を奪うこと。
雷撃を持っていない彼は母や親友グローバー(ブランドン・T・ジャクソン)と連れ立って逃げようとします。
でも、寸前のところで母は冥界へと連れ去られてしまいました(T_T)
全ての事情を知ったパーシーは自分の無実を晴らそうとします。
目的は、母を救うことと神々の戦争を止めることです。
その真っ直ぐな心と冒険はとっても素直に楽しいです。
また、親友であり守護者でもある半身が山羊のグローバーや
女神アテナの血を引く賢くて強いアナベスとの友情も可愛かったです。
もちろん、突っ込みどころは満載です(^^ゞ
しかも、全体的な印象は、ハリー・ポッターシリーズよりもダークさが無くて軽いです。
でも、慣れない力とチームワークで彼ら3人がミノタウルス、メドゥーサ、ヒドラなど
お馴染みのクリーチャーたちと戦う姿は初々しくて応援したくなります。
ゲームのように展開していく冒険の旅もちょっとお手軽で面白かったです。
またユマ・サーマン演じるメドゥーサは美しいだけでなく、
首だけになっても強烈なインパクトがあって思わず笑ってしまいました(^^ゞ
子供もきっと素直にワクワクできる展開に、クリス・コロンバス監督らしいなあと思ったのと同時に、
神々はやっぱり高みの見物なのね~とちょっと笑ってしまった1本です。
監督:クリス・コロンバス 出演:ローガン・ラーマン アレクサンドラ・ダダリオ ブランドン・T・ジャクソン キャサリン・キーナー ピアース・ブロスナン ケヴィン・マクキッド ユマ・サーマン ショーン・ビーン ジェイク・アベル
2010年 アメリカ 原題:PERCY JACKSON & THE OLYMPIANS: THE LIGHTNING THIEF
(20100217)
追伸
この映画は試写会で観ました。2月26日以降の予定です。
追伸2
エンドロールが始まってすぐには席を立たないこと(^^ゞ
途中で笑えるシーンが流れます☆