ペルシャ帝国が勢力を伸ばしていた時代のこと。
ペルシャの3人の王子は父王の命で叔父ニザム(ベン・キングズレー)と共に軍を進めていた。
ある日、スパイから聖地アラムトがペルシャの敵国に武器を与えているという情報が届いた。
今すぐにアラムトへ侵攻すべきだと主張するニザムに対し、第3王子ダスタン(ジェイク・ギレンホール)は
父王が聖地アラムトへは手出しするなと言っていたから止めようと訴える。
だが、長兄タス王子(リチャード・コイル)は不安な顔をしつつも、
信頼している叔父の主張を認めて攻撃を決定してしまった。
だが、それはニザムの大きな陰謀の始まりだった…
アクションとVFXがいっぱいでした~
まるで“昔むかし…”と始まるような物語です。
王子様とお姫様が魔法の剣を廻る陰謀に巻き込まれて冒険の旅に出ます。
彼らを追いかけるのは、王権を狙う血族と何者かに雇われた暗殺団。
魔法で時間を遡り、王権を手に入れようと企んでいたのです。
王子様とお姫様は悪者の陰謀から世界を守るため、命を駆けて闘いに挑んで行きました。
そんなヒーローの王子様がジェイク・ギレンホール扮するダスタン王子です。
予告編を観ていた時は、何故ジェイク・ギレンホールなのだろうと思っていたのですけど
本編を観て納得。ダスタンは第3王子なのです。
しかも両親のいない貧しい平民の子で、偶然、王の目に留まって養子に迎えられた王子です。
先日観た『マイ・ブラザー』でも弟役だったジェイクには、やんちゃな弟はピッタリでした(^^ゞ
しかも、ジェイクのアクションは凄かったです。
筋肉がいっぱい付いている体形もビックリだったのですけど、
それ以上に、まるで体操選手のように軽やかに宙を舞い、駆け抜けていきます。
剣だけだったらジェイソン・ボーンより強いかもと思いながら、ワクワクして観ていました。
それにしても興味深かったのは、聖地アラムトへの侵攻の理由です。
“敵国へ武器を流している”という疑いと、侵攻後に見つけることの出来ない武器。
まるで先日観た『グリーン・ゾーン』のようだなあと思ってしまいました。
そして、あの戦争は単純明快なエンターテイメント作品にも影響を与えたのだなあと
ちょっと考えてしまいました(^_^;)
ラストまでディズニーらしくて、観終った時、やっぱり素直に楽しめるなあとニッコリした1本です(^^)
監督:マイク・ニューウェル 出演:ジェイク・ギレンホール ジェマ・アータートン ベン・キングズレー アルフレッド・モリナ トビー・ケベル リチャード・コイル
2010年 アメリカ 原題:PRINCE OF PERSIA: THE SANDS OF TIME
(20100606)
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