まだ、バイキングが海を支配していた頃のこと。
バイキングたちが住んでいる島には時々ドラゴンたちが襲って来た。
ドラゴンはバイキングたちの貴重な食料となる羊たちを奪いに来るのだ。
ドラゴンの攻撃に対抗しながら暮らしているバイキングたちは誰もが強い力と勇気を持っていた。
だが、バイキングの長の息子ヒックは体が細くて力がなく、しかも弱虫。
彼はいつも父親の期待に答えられない自分を不甲斐なく思っていた。
そんなある夜、彼は集団で襲って来たドラゴンの中でも謎の多い“ナイト・フューリー”に向かってお手製の武器を発射した。
手ごたえを感じた彼が翌日に森へ探しに行くと、池のあるくぼ地に真っ黒のドラゴンが横たわっていた…
ドラゴンの“トゥース”がとってもいい子でした~
バイキングの仲間たちからちょっと浮いてしまっている少年ヒックの物語です。
ドラゴンと戦うのが当たり前のバイキングたちの中で、彼は自分が傷つけたドラゴンと仲良くなってしまいます。
そして、そのドラゴンを“トゥース”と名付けて、無くしてしまった尾翼の片側を手作りし、
ヒックが背中に乗って操縦することで再び飛べるようにしました。
この過程が楽しそうで、自由に空を飛ぶ喜びを感じさせてくれました~
でも、誤解されやすい二人の関係は、大人たちによって引き裂かれてしまいます。
何と言っても大人たちにとってドラゴンは天敵なのです(T_T)
実際には人間もドラゴンをたくさん殺してきているのでお互い様なのですけど、
長い間に積み重ねられた怒りや悲しみは、なかなかとくことが出来ません。
そして、大人たちはドラゴンたちを撲滅するために、秘密の島へと船を繰り出していきました。
それにしても、トゥースをはじめとするドラゴンたちがキュートでした~
あの大きな瞳が何とも可愛いのですよね。
見かけはちょっとグロな見かけのドラゴンたちも実はおちゃめで愛嬌があったりと、ちょっと楽しいのです。
ラスボス的な超巨大なドラゴンだけは、どう見ても恐竜だなあと思ったのですけど、
あんなに大きいのに空高く飛ぶパワーがあって、ちょっと面白かったです(^^ゞ
全体的にはシンプルで分かりやすい展開なのも、こういう作品には似合うなと感じました。
きっと幼い頃に観たら、ドラゴンの背中に乗って飛びたかったろうなあと思った1本です。
監督:クリス・サンダース 声の出演:ジェイ・バルシェル ジェラルド・バトラー アメリカ・フェレーラ クレイグ・ファーガソン ジョナ・ヒル T・J・ミラー
2010年 アメリカ 原題:HOW TO TRAIN YOUR DRAGON
(20100727)
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公式サイトはこちらへ追伸
この映画は試写会で観ました。公開は8月7日以降の予定です。