母子家庭のドレ(ジェイデン・スミス)は母親の転勤でアメリカから北京へ引っ越すことになった。
親しい友達と別れて言葉の通じない見知らぬ国へとやって来たドレは、
予想以上に近代化された街の風景に目を見張っていた。
街中とは雰囲気の違う古いアパートへと案内されたドレは、
早速同じくアメリカから来た少年と友達になってほっとする。
一緒にバスケをして楽しく遊んでいると、公園のベンチに座っているバイオリンを持った可愛い少女が
自分のことを見ているのに気付いた。
友達にけしかけられて少女に話しかけ、仲良くなったドレだったが、
その姿を見たいじめっ子に目を付けられてしまう。
そして、ドレは少女の目の前で喧嘩した挙句、コテンパにやっつけられてしまった…
ジェイデンくん頑張ってました~!
いじめっ子に目を付けられてしまったドレが、カンフーと出会って成長していく物語です。
観終わった後にネットでオリジナルのストーリーを調べてみたら、ほとんど一緒ですね。
舞台が中国になって、師匠がジャッキー・チェンになって、空手がカンフーになって、
そして、少年が高校生から年齢が低くなったくらいでしょうか。
オリジナル未見の人も、オリジナルのファンも楽しめるかなと思いました(^^ゞ
練習の基本がジャージの脱ぎ着というのが面白かったです。
ちゃんと上着をかけなくて、いつも母親に怒られているドレらしい練習です。
うん、礼儀は大切ですよ!とちょっと思ってしまいました(^^ゞ
配られたチラシにも練習用の体操が書いてあって、これを毎日行なえば強くなれるなんて
ちょっと夢があって楽しいなあと感じました。
それにしても、ジェイデンくんは随分と頑張っていて、本当に強そうでした。
身体がしなやかで技が決まっているところが凄いですね。
試合のシーンもいろいろな技が出て来て見応えがありました。
あと、辛い過去に苦悩するアパートの管理人役のジャッキー・チェンも
今回はにこやかな笑顔を封印して厳しい師匠役を渋く演じていました。
ジェイデンくんがメインなのでジャッキーの活躍シーンは多くないのですけど、やっぱり動きは抜群です(^^ゞ
万里の長城やオリンピック会場など中国らしい風景が登場するのには笑ってしまいましたけど、
山頂の寺院のシーンは神聖な雰囲気が良くていいなあと感じました。
観終った時、これを観た小学生はカンフーを習いたくなるかもとちょっと思った1本です。
監督:ハラルド・ズワルト 出演:ジェイデン・スミス ジャッキー・チェン ハン・ウェンウェン タラジ・P・ヘンソン ワン・ツェンウェイ
2010年 アメリカ/中国 原題:THE KARATE KID
(20100729)
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公式サイトはこちらへ追伸
この映画は試写会で観ました。公開日は8月14日の予定です。(先行上映もあります。)