高知で生まれ育った新平（溝端淳平）は高校卒業と同時にカメラマンの夢を叶えるため上京を決めていた。
恋人の香織（木南晴夏）もデザインの勉強をしに上京することが決まっていて、
二人で一緒に東京の生活を楽しみたいとワクワクしていた。
だが、東京へ旅立つ直前に、香織は東京行きを取り止めてしまう。
しかも新平は、彼の親友で実家の旅館を継ぐことになっている司（五十嵐隼士）と香織が
親密そうにしている姿を目撃してしまった。
香織が親友へ心変わりしたと勘違いした新平は、その怒りを胸に抱えたまま東京へ旅立った。
そして5年間、一度も故郷へ帰ることは無かった…
自分の人生にとって大切なものは何かを見つける時間が描かれていました。
カメラマンの夢を追いながらも人生に悩む若者・新平の心の物語です。
彼は夢を叶えるために東京で頑張っています。
でも5年の時間が過ぎ、最近では自分には才能がないのではと諦めの気持ちも持ち始めています。
そんな時、母が倒れたという連絡が入ります。
先輩（DAIGO）の勧めもあって、新平は5年間ぶりに故郷へと戻ります。
彼にとって故郷は居辛い場所です。
父の農業を継がずに東京へ出たことや、恋人を親友に取られたことが彼の心にわだかまりを残しています。
再会した途端に親友とは大喧嘩をしてしまい、ますます自分が嫌になっていきます。
そんな時、彼は恋人だった香織が何故東京行きを止めたのか、本当の理由を知ります。
それは幼い妹・さくら（大森絢音）の病でした。
そして、病と闘い続けているさくらの願いを叶えるため、
新平は5年前に解散したよさこいのチームを復活させる決心をしました。
それにしても、よさこいの迫力ある踊りはインパクトがありますね。
病と闘っている少女さくらは、よさこいを踊りたいという希望に向かって頑張ります。
その笑顔は踊る姿と共に、観ている者にも笑顔を与えてくれます。
元々、よさこいは落ち込んでいる世の中に明るさをというコンセプトで始まったというだけあって、
映画の映像を観ているだけでも元気がもらえそうでした。
実際に観てみたら、本当に凄いだろうなあと思ってしまいました(^^ゞ
出演者たちも良かったです～
溝端淳平さんの踊りのかっこ良さと木南晴夏さんの笑顔の可愛さは抜群ですね。
大森絢音さんは本当に可愛かったですし、親友役の五十嵐隼士さんもぴったりでした。
新平の両親役の隆大介さんと宮崎美子さんの夫婦も何か素敵でした。
そして何と言っても高島礼子さんの存在感はかっこ良くて最高でした(^^ゞ
観終った時、ちょっと甘い物語だなあと思いつつもやっぱり笑顔になってしまいました。
いつか本物のよさこいを観に行きたいなあと感じた1本です。
監督：香月秀之 出演：溝端淳平 木南晴夏 五十嵐隼士 大森絢音 高島礼子 宮崎美子 隆大介 DAIGO 藤原竜也
2010年 日本
（20100824）
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公式サイトはこちらへ追伸
この映画は試写会で観ました。公開は9月11日以降の予定です。