世界が驚くような事件が起きた。
なんとクフ王のピラミッドが盗まれ、空気で膨らませたレプリカに変わっていたのだ。
過去に類を見ない盗難事件を知った怪盗グルー(笑福亭鶴瓶)は、自分はもっと大きなことをしようと意気込む。
実は以前から仲間のネファリオ博士(伊井篤史)と空に浮かぶ月を盗もうと計画していたのだ。
その計画を実行するには東アジアの施設にあると言う噂の“縮ませ光線銃”を手に入れなければならなかった。
だが、施設から手に入れた途端、若手の怪盗ベクター(山寺宏一)に横取りされてしまう。
月を盗む計画を実行するためには、ベクターから盗み出さなくてはならない。
要塞のようなベクターの家へ忍び込もうとチャレンジするが失敗を重ねたグルーは
孤児院の子供3人マーゴ(須藤祐実)、イディス(矢島晶子)、アグネス(芦田愛菜)が
クッキーの訪問販売にベクターの家を訪れたのを見て、新たな計画を立てる。
そして、グルーは3人の子供たちを引き取るため、歯科医に化けて孤児院を訪れた…
実はグルーはとってもいい奴でした~
月を泥棒しようと頑張る怪盗グルーの物語です。
彼は長いこと泥棒を家業としてきましたけど、最近は若い泥棒の台頭でその影が薄くなっていました。
特にピラミッドの盗難など前代未聞の事件が起こってしまい、何とか自分も大きなことをと計画します。
それは月を盗むことでした。
計画のためにグルーは孤児院の子供3人を引き取ります。
彼女たちは意地悪な院長から離れられると大喜び。
でも、迎えに来たグルーの怪しさに、年長のマーゴは顔をしかめます。
その中で幼くて無邪気なアグネスだけは、すぐに彼に懐いていきました。
そして、そんなアグネスと共に上の二人も楽しく過ごすようになり、
そんな子供たちの無邪気さはグルーの心を少しずつ愛情で満たしていきました。
それにしても、グルーの吹替をした笑福亭鶴瓶さんの声が面白かったです。
始めのうちは関西弁のグルーは何か変!?と思ったのですけど、次第にグルーが鶴瓶さんに見えてきて可笑しかったです。
また周りの声優さんも揃っていて、安心して観ることが出来ました。
タイトルから“月泥棒”について描くのかなあと思っていたら、とても愛に溢れた物語でした。
ファミリーで観るにはぴったりだなあと思った1本です(^^ゞ
監督:クリス・ルノー 声の出演:笑福亭鶴瓶 芦田愛菜 須藤祐実 矢島晶子 京田尚子 伊井篤史 山寺宏一
2010年 アメリカ 原題:DESPICABLE ME
(20101123)
→公式サイトはこちらへ http://www.tsukidorobou.jp/