昨年に公開された『GANTZ』2部作の後編です。
前作では思いっきり途中で終わってしまったので、後編の公開を楽しみにしていました。
前作とはまた違ったスピーディーなアクションに、あっと言う間に飲み込まれていきました。
親友の加藤(松山ケンイチ)を戦いで亡くした玄野(二宮和也)は
鈴木(田口トモロヲ)たちと協力してGANTZの指令を受けながら着実に得点を重ねていた。
そんなある日、人気モデルの鮎川映莉子(伊藤歩)の家に、箱に入った小さな黒い玉が届けられた。
鮎川は何だろうと首を傾げたがよく分からず、そのままゴミ箱へ捨てる。
だが、翌朝に目が覚めてみると、彼女は眠った時とは違う服装で汚れたまま眠っていた。
しかも、彼女が捨てたはずの小さな玉が彼女の手元に戻っていて、
1つめを受け取ったという謎の言葉を浮かべていた…
相変わらずのハードな闘いが続いていきました~
GANTZに呼ばれてしまった人々の戦いを描いたアクションです。
前作では様々な星人との戦いを描いていましたけど、
今作ではその後の運命が描かれていました。
今回も謎は次々と出てきます。
鮎川の元に現れた小さなGANTZ玉の目的は何か。
新たに呼ばれた人々は、なぜ選ばれたのか。
加藤はなぜ急に家へ戻ってきたのか。
それらが明らかになるにつれ、さらに戦いは激しくなってきます。
そして、何故か玄野が愛する多恵(吉高由里子)が次の標的になってしまいました(T_T)
それにしてもハードなアクションがてんこもりでした。
相手がめちゃくちゃ強いです~
黒服星人は何度倒しても止めを刺さない限り復活してしまうし、動きもパワーも圧倒的です。
しかも、黒服星人たちは普通の人々が乗る地下鉄で暴れまくるのです。
死者続出の展開は、まるで戦争映画のようでした(>_<)
そんな黒服星人たちが襲ってくる理由が分かるにつれ、やるせない気持ちになりました。
復讐とは何も産むことは無いものだと改めて感じさせられました。
そして、玄野の究極の選択は、これしかないだろうなとは思うのですけど、
やっぱり切なかったです(T_T)
どんどん動いていくアクションは見応えありました。
ただ、途中で次々と人が死んでいく展開は、観ていてちょっと辛かったです。
それでも観終わった時、出演者もスタッフたちも、これだけのエンターテイメント作品を創り上げられて
満足だったろうなあとちょっと感じた1本です。
監督:佐藤信介 出演:二宮和也 松山ケンイチ 吉高由里子 伊藤歩 田口トモロヲ 山田孝之 綾野剛 本郷奏多
2011年 日本
(20110501)
→公式サイトはこちらへ http://gantz-movie.com/perfect-answer/