負傷したサルテ(ロシュディ・ゼム)は謎の男二人組に追いかけられていた。
男たちは彼を殺そうと銃を向けてくる。
必死に逃げるサルテは道路へ飛び出し、バイクに轢かれてしまう。
人々が集まってきたために暗殺を諦めた二人は去ったが、
サルテは意識不明のままバイクの運転手共々病院へ担ぎ込まれた。
その病院で看護師をしているサミュエル(ジル・ルルーシュ)が夜の病室に行くと、
見知らぬ男がいるのに気付く。
男はすぐに逃げ出したが、サミュエルが病室内を見回るとサルテの呼吸器のチューブが切られていた…
主人公の巻き込まれた事件はどんどんハードになって行きました~
命を狙われた男サルテを助けた看護師サミュエルは、突然に妻を誘拐されてしまいます。
妻は臨月の身重で、医者からは安静を強く言われている状態です。
妻を深く愛して大切にしていたサミュエルは、妻を返して貰うためならと誘拐犯からの連絡通り、
病院で治療中のサルテを密かに連れ出します。
連れ出して相手に渡せればそれでOKだったのですけど、邪魔が入り待機へ。
そうこうしているうちに彼らを追っている警察が近づき、二人は命を狙われ始めます。
しかも、妻は別の組織に連れ去られてしまうのです。
それでも諦めずに必死に追いかけるサミュエルの姿には思わず応援したくなりました。
それにしても、サミュエルは大変でした~
全く関係ないのに巻き込まれて命を狙われて傷だらけです(T_T)
でも、サミュエルを演じたジル・ルルーシュがひたすら妻を求めて頑張る男を体現していたので
すべての男たちが彼のように妻一筋になってくれたら女性は幸せかもと思いました(^^ゞ
あと、ちょっと驚いたのはたばこを吸うシーン。
女性警察官が妻の前でたばこを吸うシーンがあるのですけど、
たばこ1本を吸うだけで、こんなにも嫌な人間に見せられるのだなとしみじみ思ってしまいました。
フランスの街を駆け巡るシーンは、きっと街を知っている人だったらもっと楽しめるだろうなと感じました。
観終わった後にさっぱりした気分になれる1本です。
監督:フレッド・カヴァイエ 出演:ジル・ルルーシュ エレナ・アナヤ ロシュディ・ゼム ジェラール・ランヴァン ミレーユ・ペリエ ヴァレリー・ダッシュウッド クレール・ペロ ムーサ・マースクリ
2010年 フランス 原題:A BOUT PORTANT
(20110817)
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