アレックス(ロマン・デュリス)は姉メラニー(ジュリー・フェリエ)、姉の夫マルク(フランソワ・ダミアン)と
3人チームで“別れさせ屋”をしている。依頼人は親兄弟など女性を心配している人々。
対象は自分が不幸な恋をしているが自分では気付いていない女性で、
彼女を不幸にしている男から目を逸らせて、夢中になっている恋から覚まさせるのが仕事だ。
もう長いことこの仕事をしているが、綿密な調査とアレックスの演技で失敗は0だった。
ある日、アレックスに新しい依頼が入った。
花嫁の父が10日後に結婚式を迎える娘ジュリエット(ヴァネッサ・パラディ)を別れさせて欲しいというのだ。
相手は名家の息子でビジネスを手広くしている上に心優しい性格で、欠点が見つからない。
これは幸せな恋愛だと一旦は仕事を断ろうとするが、借金の返済時期が迫っていたために
アレックスは仕事を引き受けることにする。
だが、ジュリエットはアレックスに近づく隙さえ与えなかった…
とっても楽しくてお洒落なフランス映画でした~
アレックスは笑顔と涙でターゲットの心を掴む恋愛のプロ。
でも、ターゲットを振り向かせたら仕事は終わりで、本人は対象に恋心を抱くことはありません。
そんな彼の次の仕事は富豪の娘で10日後に幸せな結婚を控えているジュリエットです。
結婚相手は性格も良い上にビジネスで成功した金持ちです。
しかも期限は10日。勝ち目が無いようなターゲットの仕事です。
それでも仕事を達成するために様々な手を使ってジュリエットに少しずつ近付いていたアレックスは、
次第に彼女に惹かれはじめます。
でも、それは許されることの無い恋心でした。
それにしても、さすがはフランスっぽいラブコメですね~
オープンで素直でキュートです。
また、ターゲットを落とすために情報を集めて、恋に落ちそうなシチュエーションを作るのも面白いです。
そして、何と言っても眉間にしわを寄せるような役の多いロマン・デュリスが
ターゲットを落とすプレイボーイ役で頑張っているのが楽しかったです(^^ゞ
最近、哀しくて重い映画が多かったので、久々に楽しい映画に出会えて嬉しかったです。
観終わった時は気分爽快で、気分転換にぴったりだったな~と思った1本です。
監督:パスカル・ショメイユ 出演:ロマン・デュリス ヴァネッサ・パラディ ジュリー・フェリエ フランソワ・ダミアン アンドリュー・リンカーン エレーナ・ノゲラ
2010年 フランス 原題:L'ARNACOEUR
(20111127)
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