ヒッチコック監督のサスペンスの名作です。実はこの監督さんの作品は「鳥」くらいしか観ていません。
今回、みゆき座の午前十時の映画祭で上映されていたのでチャレンジしてみました。
昔懐かしい雰囲気と展開に、心地良く楽しめる作品でした。
やっぱり昔の女優さんはきれいだなあと思いながら観ていました(^^ゞ
一人の男が謎のスパイに間違われて、どつぼにはまっていく物語です。
主人公のロジャー・ソーンヒル(ケーリー・グラント)は広告代理業の社長です。
いつも忙しそうに秘書に指示をしながら、会合に出かけたりしています。
でもまあ、2度の離婚を経て現在は悠々自適な独身貴族を気取っているような男で、
またそれが似合ってしまうような人物です(^^ゞ
そんなロジャーがホテルで2人組の男に連れ去られます。
どうも彼らはロジャーを誰かと間違えているようなのですけど、
ロジャーがいくらそれを主張しても聞く耳を持ちません。
そして連れて行かれた豪邸でそこの主人らしい男に知っていることを話せと脅迫されるが、
ロジャーは何も知らないから話すことは無いと突っぱねる。
そして、無理やりアルコールを飲まされると酩酊状態のまま自動車に乗せられてしまいました。
それにしても、必死に行動しようとする主人公がどんどん深みに嵌っていく展開は面白かったです。
なんだかダンディな大人なのにそう動きますかと、突っ込みながらも可愛らしく見えてしまうのですよね。
そんなロジャーにはケーリー・グラントがぴったりでした。
そして、そんなロジャーに敵ながら惹かれてしまうイブ・ケンドール(エヴァ・マリー・セイント)が
またとても美しかったです。
この二人がいるだけでスクリーンがキラキラしているような感じでした。
ラストのスカッとする終わり方も楽しかったです。
やっぱり名作は50年以上過ぎても楽しいなあと思った1本です。
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ケーリー・グラント エヴァ・マリー・セイント ジェームズ・メイソン
1959年 アメリカ 原題:NORTH BY NORTHWEST
(20111223)