東京の下町を舞台に、突然に現れた来訪者に侵略されていく一家の姿を描いたドラマです。
昨年に公開されてDVDも発売になっているのですけど、TOHOららぽーと横浜で特別に上映されていたので
せっかくだからとチャレンジしてみました。
色々な映画祭に呼ばれるだけあって、独特の怖さを感じるブラックな物語でした。
一人の男の策略は、どこまで続くのだろうとドキドキしてしまいました(>_<)
下町にある小さな印刷所を営む一家に訪れたひと夏の物語です。
その小林印刷所は夫・小林幹夫（山内健司）と従業員一人の計２名で作業をし、
妻・夏希（杉野希妃）が経理をしているような小さな印刷所です。
ある夏の日、唯一の従業員が病気で入院してしまいます。
ちょうどその時、小林家を古い知人・加川（古舘寛治）が訪ねて来て、
そのまま居座り、住み込みで働くことになります。
間も無く、独身だと思われていた加川は妻だと言ってアナベル（ブライアリー・ロング）という
外国人女性を連れ込みます。
まあ、家族と言われたら仕方ないと幹夫は承諾しますけど、夏希はアナベルにいい印象を持ちません。
そして、夏希の予感を裏打ちするかのように、その二人の侵入が小林家を危機に陥れ始めました。
それにしても加川は怖い人でした～
人を罠にかけるし、人の弱みを握ってはつけ込むし、正体は見えないし…
こんな人に気に入られてしまったら、家も何もかも乗っ取られてしまうでしょうという感じでした。
人の良さそうな（＆弱みを持っていそうな）小林家なんてあっと言う間でした(T_T)
そして、そんな加川を笑顔で演じていた古舘寛治さんの演技がとても怖かったです。
ここまで盛り上がってどうやって終わるの？と思ってからの急展開には笑ってしまいました。
でも、観終った時、何故かぞっとした気がした１本です。
監督：深田晃司 出演：古舘寛治 杉野希妃 山内健司 ブライアリー・ロング オノ・エリコ 兵藤公美
2010年 日本
（20120325）
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公式サイトはこちらへ http://kantai-hospitalite.com/