クマと小ネズミの絆はとても強かったです～
ベルギーの絵本作家ガブリエル・ヴァンサンの人気キャラクターをもとに創り上げたアニメです。
クマのアーネストは貧乏な音楽家です。
冬にふと目覚めるのですけど、おなかが空いても家には食べ物が無く、仕方なく町に出ます。
でも、アーネストが頑張って歌っても、誰も振り向いてくれません。
しかも、警察に違法だと楽器を取り上げられてしまう始末です。
頭に来たアーネストは、とうとうゴミ箱を漁り始めました^_^;
ネズミのセレスティーヌはクマとネズミは友達になれると信じている少女です。
でも、ネズミ界の教えではクマは天敵で、クマ＝いじわるな生き物でしかありえません。
また、歯医者になれと言われているのですけど、
絵を描くのが大好きな彼女は、いつもスケッチをしてばかりでした(^^ゞ
そんなセレスティーヌが歯医者になるための規定で、クマの歯50個を拾いに
ネズミ界の地下からクマ界の地上へ出たところ、偶然にアーネストと出会います。
それは2匹の生き方を大きく変えてしまうような運命の出会いでした。
それにしても、とても美しい絵で描かれている世界でした～
風景もキャラクターも水彩画のような淡い色合いで、絵を見ているだけでも心地良かったです。
しかも、2匹のキャラクターがとっても可愛いのです。
出会った時はネズミ嫌いだったアーネストも、次第にセレスティーヌを大切に思うようになってきます。
その二人の強い絆が物語を包んでいて、観ていて本当に癒されました。
根は善良な2匹だからこその結末が、また良かったです～
いつか原作のシリーズにもチャレンジしてみたいなと思った1本です。
監督：バンジャマン・レネール ステファン・オビエ ヴァンサン・パタール
2012年 フランス 原題：Ernest et Célestine
（20120622）
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フランス映画祭の公式ホームページはこちらへ http://unifrance.jp/festival/2012/追伸
この映画はフランス映画祭で観ました。公開は2015年8月22日の予定です。
追伸2
上映の前に、ヴァイオリンと電子ピアノの生演奏＆朗読＋パソコンで描く監督さんの即興のイラスト
という素敵な企画があって、とても楽しかったです(^^)
いつかDVDになることがあったら、この企画の映像も入れて欲しいです～☆