両親を失った少女が成長して美しい殺し屋となるサスペンス・アクションです。
予告編を観た時、主演のゾーイ・サルダナが綺麗だなあと気になっていました。
美しいだけでなく強くて心の痛みも感じる繊細さを持つ主人公に魅せられるような作品でした。
やっぱり“カトレア”は怖くて美しくて哀しい女性でした。
少女の両親の死から始まる物語です。
組織で働いていた男がボスに反目したため、妻共々殺されてしまいます(>_<)
殺される前、死を覚悟した男は幼いひとり娘のカトレアにデータを入れたチップを渡し、
何かあったらアメリカにいる叔父を頼るようにと住所を教えていました。
家から逃げ出したカトレアは両親を殺した男たちを振り切り、アメリカ大使館へ逃げ込みます。
そして、彼女に対応した捜査官の前でチップを取り出すと、アメリカ行きを希望しました。
アメリカに入国したカトレアは付き添ってきた捜査員の目を盗み、ひとり町へ出ます。
行き先は父が教えてくれたシカゴにいる叔父エミリオの家です。
カトレアが死んだと思っていたエミリオは、突然に現れた彼女を見て涙ながらに抱きしめます。
シカゴでは裏社会で生きていたエミリオも、カトレアには家族の深い愛情を抱いていたのです。
彼はもう安心だからと彼女にささやきかけます。
でも、カトレアの胸には両親を殺した組織への復讐心しかありませんでした(T_T)
それにしても、ゾーイ・サルダナは綺麗でした~
スタイルがいいからこそ出来る通気口の移動などは黒装束の彼女にぴったりですね。
そんな美しい彼女が冷たい瞳でターゲットを殺していく姿は怖いと言うよりは痛々しい感じがしました。
そして、こんな人生から降りられなかったカトレアの姿がとても哀しかったです。
観終った時、孤独になったカトレアがこれからどんな人生を送るのだろうかと気になった1本です。
監督:オリヴィエ・メガトン 出演:ゾーイ・サルダナ ジョルディ・モリャ レニー・ジェームズ アマンドラ・ステンバーグ マイケル・ヴァルタン クリフ・カーティス
2011年 アメリカ/フランス 原題:COLOMBIANA
(20120914)
→
公式サイトはこちらへ http://colombiana.jp/