最初から最後まで緊張感が途切れませんでした~
ジェイソン・ボーンがニューヨークに現れた頃の物語です。
CIAではトレッドストーン計画の暗殺者ボーンの出現と彼の情報が新聞記者に漏れたことにより、
その他に進行中の極秘プロジェクトへの影響が懸念され始めました。
プロジェクトを牛耳っていたリック・バイヤー(エドワード・ノートン)はCIAへの被害を食い止めるため、
薬によって究極の暗殺者を創り上げる“アウトカム計画”の中止を決定します。
それは研究者を含めた関係者全員を抹殺するという非情な決断でした。
その頃、アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)は極寒の雪山でサバイバルな訓練をしていました。
雪山を超え、中継地点まで決められた期間に到着しなくてはなりません。
アーロンは2種類の薬を飲みながら、道なき道を進んでいました。
そして、狼の遠吠えを聞きながら夜を明かし、最短記録で指定の山小屋へとたどり着きます。
でも、一夜を明かして次の地点へと出発しようとした時、命を狙われ始めました。
それにしても、ジェレミー・レナーはやっぱり戦う人が似合いますね。
「ハート・ロッカー」の時から圧倒的な存在感に魅せられたのですけど、今回の強さも格別で、
身体的にも精神的にもパワー溢れる主人公にぴったりでした。
また、彼の逃亡の相棒となるシェアリング博士役のレイチェル・ワイズもさすがの上手さで
科学者としての探究心とアーロンへの同情心に揺れながら協力していく女性をリアルに演じていました。
そして、何と言ってもアクションが凄かったです。
出だしの寒そうなシーンでは今夏に観た「
THE GREY 凍える太陽」を思い出しました。
ただし、アーロンは超人になっているので、楽々と狼に勝ってしまうのですけど(^^ゞ
そして後半、マニラの町で縦横無尽に繰り広げられるバイクのチェイスにもドキドキしました。
ラストシーンの二人を観た時、ジェレミーとレイチェルは笑顔がキュートなのねと改めて思いました。
観終った時、この続きは??と続編を期待したくなった1本です。
監督:トニー・ギルロイ 出演:ジェレミー・レナー エドワード・ノートン レイチェル・ワイズ ジョーン・アレン アルバート・フィニー デヴィッド・ストラザーン スコット・グレン
2012年 アメリカ 原題:THE BOURNE LEGACY
(20120928)
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公式サイトはこちらへ http://bourne-legacy.jp/