こんな可愛い子と別れちゃうなんて、大人って本当に自分勝手だなあと思ってしまいました。
両親の喧嘩からドタバタと人間関係が動いていく物語です。
メイジー(オナタ・アプリール)はお父さんもお母さんも大好きな小さな女の子。
でも、彼女の家では喧嘩が絶えません。
美術品のバイヤーをしているお父さんは(スティーヴ・クーガン)はいつも仕事で忙しそうで、
家を留守にすることが多いです。
ロックシンガーのお母さんは(ジュリアン・ムーア)は仲間たちと酒を飲みながら騒いだり、
スタジオにこもって音楽に夢中になっていることが多いです。
メイジーはそんな大人たちに自然と慣れてしまったけれど、
お泊りに来たお友達は見慣れない大人たちの雰囲気に泣き出してしまうほどでした。
そんなあまり良くない環境に育っても、メイジーはとても素直ないい子です。
ベビーシッターのマーゴ(ジョアンナ・ヴァンダーハム)も、メイジーの境遇を気遣い、
出来るだけ楽しく過ごそうと工夫してくれます。
メイジーも優しくてきれいなマーゴのことが大好きで、両親か喧嘩をしている時はマーゴの傍にいました。
でも、お父さんと喧嘩をして頭に来たお母さんが、家の鍵を変えてお父さんを家から追い出した時、
メイジーの周りが大きく変わり始めてしまいました。
それにしても、メイジーを演じたオナタ・アプリールちゃんが可愛いです~
とても素直で大人しいキャラクターのメイジーにぴったりでした(^^)
そんな可愛いメイジーに対して、両親は自己中の行動ばかり取ります。自分の仕事ことで手一杯なのです。
離婚後に再婚をしたそれぞれの相手も、メイジーの世話をしてくれそうな人を選択しています。
でも、そんなお座なりな気持ちは次第に結婚相手にもメイジーにも伝わっていきました。
100年以上前の物語がもとになっていると思うと、大人って変わらないのねと改めてびっくりしました。
ちょっと心優しくなれるラストシーンを観ながらニッコリした1本です。
監督:スコット・マクギー デヴィッド・シーゲル 出演:ジュリアン・ムーア アレキサンダー・スカルスガルド オナタ・アプリール ジョアンナ・ヴァンダーハム スティーヴ・クーガン
2012年 アメリカ 原題:What Maisie Knew
(20121027)
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公式サイトはこちらへ http://maisie.gaga.ne.jp/追伸
この映画は東京国際映画祭で観ました。公開は2014年1月予定です。