あの攻殻機動隊の新シリーズ第1弾です。
第9課に入る前の草薙素子の物語ということで、これは観なくちゃとチャレンジして来ました。
1つの殺人事件から大きな陰謀が浮かび上がってくる展開に、
58分しかないとは思えないような重厚な時間を過ごしました。
やっぱり攻殻機動隊でした!
荒巻(塾一久)の率いる公安第9課が殺人事件の捜査のために
墓を掘り返そうとしているところから始まる物語です。
陸軍所属のマムロ中佐が殺害されて7日間が過ぎた夜のこと。
調査をされないまま埋葬されたマムロ中佐の電脳を取り出すために、墓地が掘り起こされていました。
その時、銃を掲げた女が彼らの作業を止めに現われます。
荒巻は自分に銃を向けた女に女の所属を問うと501機関の草薙素子(坂本真綾)と答えました。
彼女は死んだマムロ中佐の部下だったのです。
改めて自分がマムロ中佐とは旧知の仲であることや捜査の必要性を告げると、彼女も銃を降ろします。
そして、作業を再開して柩を掘り起こして開けると、そこには全く違う少女の義体が入っていました。
義体は突然に動き始めると、圧倒的なパワーで次々と捜査員たちを倒していきます。
荒巻を助けながら反撃した素子が銃弾を浴びせると、義体はそのまま爆発を起こしてしまいました。
それにしても、相変わらず凄い世界ですね~
殺人事件の裏にある陰謀は、とても奥が深くてやっぱりダークです。
ミステリーとしてもSFアクションとしても面白くてドキドキな展開でした。
また、まだウィークポイントが色々ありそうな草薙素子という設定も新鮮で面白かったです。
他にもレンジャーのバトー(松田健一郎)とはまだ微妙に敵対していた雰囲気だったり、
トグサ(新垣樽助)とは今回の事件で初めて刑事として知り合ったことが分かったりと、
今後のシリーズでどんな人間関係が作られるのか楽しみな物語でした。
可愛いタチコマの前身のようなロジコマや、人間型の自走地雷という
かなり不気味なのに妙に可哀想に思えてくる機械類も登場して圧倒されました。
観終った時、これは11月公開の第2弾も観てしまうなあとニッコリした1本です(^^ゞ
監督:むらた雅彦 声の出演:坂本真綾 塾一久 松田健一郎 新垣樽助 檀臣幸 中國卓郎 上田耀司 中井和哉 沢城みゆき 浅野まゆみ
2013年 日本
(20130622)
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