どこまでが嘘でどれが本当なの?とずっと考えていました。
森の中をひとりで歩くアマンダの姿から始まる物語です。
ジル(アマンダ・セイフライド)は1年前に誘拐に遭うという辛い体験をした女性です。
大学へ通う妹モリー(エミリー・ウィッカーシャム)と共に暮らしていますけど、深い悩みは抱えたままです。
部屋で睡眠中に誘拐されたため事件後は夜に眠れなくなり、今は深夜営業のカフェで夜勤をしていました。
ある朝、ジルが仕事から帰宅すると、モリーがいなくなっていました。
その日は試験があると熱心に勉強をしていたはずなのに、パジャマを着たまま消えてしまったのです。
ジルは自分を誘拐した男が戻って来たと考え、警察に駆け込みます。
必死に妹が誘拐されたと思われる証拠を話しますけど、どれも決定打になりません。
しかも、1年前の彼女の事件も虚言と決め付けられたために、今回も彼女の嘘か勘違いだと決め付けます。
でも、モリーがボーイフレンドの家にも居ないと判った時、彼女は頼りにならない警察に訴えるのは止めて
妹を誘拐犯から救うために自分ひとりで動き始めました。
それにしても、ジルは強い女性ですね~
妹のために必死に頑張る姿に、お姉ちゃん偉い!と思ってしまいます。
銃で武装しているとはいえ体格ではかなり男性に負けてしまう彼女ですけど、
柔術っぽいのも習っていて、不意に肩に手を置かれたりしてもちゃんと対応できますし(^^ゞ
そして、何と言っても主人公の捜査能力というか、人から答えを聞きだす能力の高さが凄いです。
答えを出させるために、相手が答えてくれそうな質問にどんどん変えていくのです。
そして、家の前の不審な車 → 車の中に落ちていたレシート → レシートの店
→ レシートの品物を購入した男の部屋 というように、次へ進むヒントをどんどん見つけていきます。
それは次第にジルを真実の向こうにある危険へと近付けてしまいました。
警察の不甲斐なさと共に、ジルの勇ましさが印象的でした。
観終った時、そうやって終わりましたか~とちょっと納得した1本です。
監督:エイトール・ダリア 出演:アマンダ・セイフライド ジェニファー・カーペンター ダニエル・サンジャタ ウェス・ベントリー キャサリン・メーニッヒ エミリー・ウィッカーシャム マイケル・パレ
2012年 アメリカ 原題:GONE/DISPARUE
(20130709)
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