昔からやんちゃな男の子でした~
誕生の日から始まる物語です。
ブルース・リーは1940年にサンフランシスコで誕生しました。
京劇俳優の李海泉(レオン・カーフェイ)が公演でサンフランシスコに滞在していた時に生まれたのです。
病院で看護婦に赤ちゃんの名前を聞かれた李海泉はブルース・リーと答えますが、
間も無く戻った香港では家の伝統に合った名前で呼ばれるようになります。
ブルースの父、李海泉(レオン・カーフェイ)は有名な京劇俳優で芸能界でも広い顔を持っています。
いつも家には俳優や監督たちが遊びに来ていて、ブルースは幼い頃から彼らと顔なじみでした。
そんなブルースは子役から映画に出演することになります。
彼の主演映画はシリーズ化され、その主人公の名前・李小龍をそのまま芸名にしました。
李小龍として有名になったブルースはかなりやんちゃに育ちます。
家をこっそり抜け出しては遊び歩き、目を付けられては喧嘩三昧です。
支配者が日本からイギリスへ変わっても、彼のやんちゃぶりは変わりません。
10代の日々の中では、強くなるために詠春拳の達人イップ・マンに弟子入りし、
かけがえのない友情にも出会いました。
でも、その友情が壊れてしまう出来事が起き、彼の運命を大きく変えてしまいました(T_T)
それにしても、のびのびと育った人だったのですね~
家族にも友達にも愛されて成長した彼は、いつでも元気です。
ブルースが弟と一緒にダンス大会で優勝するシーンや、仲間と一緒に楽しそうに過ごすシーンに、
こんな青春時代を送ったのかとニッコリしながら観ていました。
また、青春物語なのでアクションシーンは多くないのですけど、もちろん強さも抜群です。
学生ボクシングで彼に倒されたイギリス人ボクサーがリベンジ対決をするシーンは凄かったです。
そして、何と言っても彼の運命を大きく変えた初恋と友情はちょっぴり切なかったです。
でも、彼が友情を大切にしたからこその結果が彼のアメリカ行きだったのだなと思うと
彼の運命は自分で選んだ道だったと改めて感じました。
若くして単身でアメリカへと旅立った彼の強さは、家族の愛とこの青春時代で培った心だったのでしょうね。
ここから彼の第二の人生が始まったのだなと思うと感慨深かったです。
所々で登場する家族の写真も素敵でした。
観終った時、うん、爽やかな青春物語だねと思った1本です(^^ゞ
監督:イップ・ワイマン マンフレッド・ウォン 出演:アーリフ・リー レオン・カーフェイ クリスティ・チュン ミシェル・イェ
2010年 香港 原題:李小龍/BRUCE LEE, MY BROTHER/YOUNG BRUCE LEE
(20130530)
→
公式サイトはこちらへ http://brucelee2013.com/