松本零士著の人気コミックをリブートして新たな世界を創り上げたSFアニメです。
あのハーロックでどんな物語が描かれたのだろうと気になっていました。
人類が地球を巡って大戦争を起こした後の、未来を失った世界が宇宙全体に広がっていました。
今回はvs宇宙人ではなくて、人類同士の戦いでした~
一人の青年がアルカディア号へ乗り込むところから始まる物語です。
宇宙全体に広がった人類が衰滅へ向かい、地球は象徴として誰もが遠くに崇めるものとなった時代のこと。
アルカディア号で宇宙を旅するキャプテンハーロック(小栗旬)は、連邦政府に敵対するものとして
全宇宙で指名手配されていました。
新しい乗組員を募集したアルカディア号に、青年ヤマ(三浦春馬)が乗り込みました。
彼は乗船テストで、自由を求めて乗りたいと言い合格したのですけど、実は連邦軍のスパイでした。
彼の兄イソラ(森川智之)が軍の司令官だったのです。
でも、乗り込んで調べていくうちに、ヤマはハーロックの目的が聞かされていたような宇宙の破壊ではなく
宇宙の再生ではないかと思い始めます。
そして、最後の目的地、地球に近付いて来た時、ハーロックの本当の目的が明らかになっていきました。
それにしても… 本当に違う話ですね~
今回のハーロックが戦っている相手は人類ですし、アルカディア号はめちゃくちゃ無敵ですし、
マユもオカリナも出てきませんし。(あっ、トリさんはいました~)
でも、もともとそれほどオリジナルを知らないので、これは新しいものと割り切って観ていました(^^ゞ
あと、映像が本当にきれいでした~ 映像技術の進化は凄いですね。
人もスムーズに動いてカッコ良く戦っていましたし、宇宙の映像も迫力がありました。
この映像は現代だからこそですよね。
そして、ここまで創れるのだったら、アルカディア号を宇宙に飛ばしてみたくなるのも分かるなと感じました。
何と言っても、色々悩みながらも最後は決めてくれるハーロックのたたずまいが何とも印象的です。
正直、ラストの展開にはちょっと???と考えてしまったのですけど、全体的には見応えがありました。
観終った時、この壮大な戦いの後の展開も気になるなあとちょっと思った1本です。
監督:荒牧伸志 声の出演:小栗旬 三浦春馬 蒼井優 古田新太 福田彩乃 森川智之 坂本真綾 沢城みゆき 小林清志 大塚周夫
2013年 日本
(20130826)
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公式サイトはこちらへ http://harlock-movie.com/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は9月7日以降の予定です。