「忠臣蔵」をもとに創り上げたキアヌ・リーヴス主演のファンタジーアクションです。
ようやく公開されると聞いて楽しみにしていました。
思いっきり異次元の世界で繰り広げられる武士の世界が面白くて楽しめる作品でした。
獣がかなり不気味で大きかったです~
一人の少年の出現から始まる物語です。
徳川の世になった時代のこと。森の中で一人の少年が行き倒れていました。
彼は人々に忌み嫌われる外国人との混血の子だったため、災いをもたらすと殺されかけます。
でも、赤穂を治める主君の浅野(田中泯)は、まだ子供だと言って家臣の手を止めると命を助けました。
少年には不思議なパワーがあり、また高い身体能力と知識も持っていました。
彼と歳の近い浅野の娘ミカとすぐに親しくなります。
でも、子供の頃は無邪気に遊べても、大人になるとなかなか会えなくなります。
身分の違いが立ちはだかるようになったのです。
そして、ミカ(柴咲コウ)が美しく成長した頃、豊かな赤穂の土地を羨む隣国の主君・吉良(浅野忠信)が
妖狐ミヅキ(菊地凛子)と共に赤穂を乗っ取る計画を進め始めました。
それにしても、思いっきりファンタジーですね~
出だしの狩られる“獣”がめちゃくちゃファンタジーだったので、一気に異次元の世界に入れました(^^ゞ
なので、どんな着物を着ていても、どんな風景の中に居ても気になりません。
そして、赤穂の人はこの世界でも過酷なのね…と思ってしまいました。
あと、活躍するキャラクターたちが、それぞれ役者さんに似合っていて素敵でした。
真田さんは心身ともに強かったですし、最後までカッコ良かったです。
浅野さんは、“浅野が吉良を演じる”と笑いながらインタビューしていたのを見ていたので
本当に吉良だ~と思いながら、やっぱり上手い人が演じると憎たらしいなあと^^;
菊地さんの妖しさと柴咲さんのキュートさはスクリーンに映えていました。
そして、ハリウッドスターでこの役が出来るのはこの人だけだろうなあと思いながら、
耐えるカイ役を演じていたキアヌを見ていました(^^ゞ
日常をすっかり忘れられる2時間でした。
観終わった時、今週の土曜日が12月14日!と思った1本です。
監督:カール・リンシュ 出演:キアヌ・リーヴス 真田広之 浅野忠信 菊地凛子 柴咲コウ 田中泯 赤西仁
2013年 アメリカ 原題:47 RONIN
(20131211)
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公式サイトはこちらへ http://47ronin.jp/