司城志朗著の同名小説をキム・ソンス監督&西島秀俊主演で描いたサスペンスです。
予告編を観て、5日間の謎って何だろうと気になっていました。
主人公を取り巻く謎の数々に、こんなことが起きたら怖いなあと思うような物語でした。
イラストレーターの石神武人(西島秀俊)は妻から会社の事務所に届けられたプレゼントを見て
今日が自分の誕生日だったと気付きます。
プレゼントのメッセージはハングル語なのですけど、何故か彼は無意識のうちに読んでいます。
でも、自分ではその違和感に気付いていません。
そんな彼は1年前にイラストコンテストで受賞し、それがきっかけで就職、結婚と
人生で最高の一年を過ごしていました。
帰宅途中で花を買った石神が愛する妻の待つ家へ入ると、
何故か火の点いたキャンドルが床に並べてありました。
これも妻の悪戯だろうと笑いながら、彼は妻を呼びますが返事がありません。
眠っていると思っていた妻は、実は血を流して死んでいたのです。
ショックを受ける石神の前に、警察を名乗る男たちが現れます。
警察官の二人は家の中に上がり込みますけど、先ほどまであった妻の遺体が無くなっていました。
慌てる石神に警察官は、署で事情を聞きたいと車で連れ出します。
でも、彼らは本当の警察官ではありませんでした。
それにしても、何だか突っ込みどころがいっぱいの作品ですね~
つい、どうでもいいところに目が行ってしまって…
でも、こだわりの監督さんだけに、演技もアクションもみなさん頑張っていました。
そして、謎が解けていくに連れて、石神と妻の運命がとても気の毒になってしまいました(T_T)
ラストの展開にはちょっと救われた気がしました。
観終った時、監督さんが西島さんを使いたかったのは分かるなあとちょっと思った1本です。
監督:キム・ソンス 出演:西島秀俊 キム・ヒョジン パク・トンハ 中村ゆり 浜田学 真木よう子 伊武雅刀
2013年 韓国/日本
(20140126)
→
公式サイトはこちらへ http://genomehazard.asmik-ace.co.jp/