6歳の娘役のカル・ソウォンちゃんがめちゃくちゃ可愛かったです~
若き弁護士イェスン(パク・シネ)が父からある事件の記録を借り受けるところから始まる物語です。
イェスンは怪しげな占い所へ行くと、そこで正体と目的を明かします。
占いをしている男たちに模擬国民参加裁判で証言して欲しかったのです。
昔、彼女が6歳の頃、その男たちに出会っていました。
イェスンが行う模擬国民参加裁判は、昔に結審した裁判についてでした。
事件当時に話題となった幼女殺人事件の再審です。
弁護側は犯人とされた男の無罪を主張し始めます。
そして、当時の証拠や証言の不明な点を上げながら、他人の仕事を鵜呑みにしていると
若い検察官を攻撃すると、自分もそうだろうと逆襲されます。
でも、彼女は事件当時その場にいたと主張します。
実は犯人とされた男は彼女の実の父親でした。
それにしても、切ないというか、気の毒すぎて憤りを感じるような展開でした~
イ・ヨング(リュ・スンリョン)は妻を亡くして男手一つで6歳になる娘イェスン(カル・ソウォン)を育てています。
知的障害を持つイ・ヨングでしたけど、真面目で純粋な男で、娘のイェスンを心から愛していました。
もうすぐ小学校へ上がる娘にセーラームーンのランドセルを買ってあげたいと思っていたイ・ヨングは
ひょんなことから殺人犯にされてしまいます。
しかも、少女を助けようと心臓マッサージや人工呼吸をしたところ、わいせつ行為と思われてしまいます。
そして、そのまま死刑判決が下ってしまいます(T_T)
その犯罪から刑務所でも忌み嫌われますけど、彼の本当の姿が理解されるに連れて
誰もが冤罪だと確信し始めます。
しかも、賢くて可愛いイェスンには誰もがほだされ、必死に親子を助けようとします。
そんな誰もが身につまされてしまうような親子の姿には、観ている方も無条件に泣かされてしまいました。
そして、そうだろうなと思っていても、親子に起きる悲劇には遣る瀬無い想いを感じてしまいました。
親子だけでなく同じ房の囚人たちのキャラクターも役者が揃っていて楽しかったです。
観終った時、きっとこんなことは実際に会ったのだろうなあと思うのと同時に、
しばらくカル・ソウォンちゃんの笑顔が頭に焼き付いているだろうなあと思った1本です。
監督:イ・ファンギョン 出演:リュ・スンリョン パク・シネ カル・ソウォン チョン・ジニョン オ・ダルス パク・ウォンサン キム・ジョンテ チョン・マンシク キム・ギチョン
2013年 韓国 原題:MIRACLE IN CELL NO.7
(20130129)
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