ゴジラはやっぱり怒れる神のような存在でした~
原水爆の歴史を辿る様々な映像から始まる物語です。
1999年。富士山を臨む海岸沿いにある原子力発電所で、突然に異変が起きました。
局地的な原因不明の地震が発生し、爆発が起きて施設が崩れ落ちたのです。
発電所に勤めていたジョー(ブライアン・クランストン)は、同じく職員だった妻サンドラ(ジュリエット・ビノシュ)を
目の前で助けることが出来ず、深い哀しみと共に施設を後にすることしか出来ませんでした。
それから15年後。ジョーの幼かった息子フォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)は
アメリカ軍で爆発物処理を担当する大佐になっていました。
任務期間が終わって1年以上ぶりに妻と息子の待つサンフランシスコに帰宅したフォードは
ほっとするのも束の間、思いがけない呼び出しを受けます。
かつて自分たちの過ごした発電所跡に父ジョーが入り込んで警察に逮捕されたというのです。
そこは15年前に事故が起きてから、立入禁止区域に指定されたままでした。
日本へと向かったフォードは、釈放された父と久々の再会をすると、父と一緒にアメリカへ帰ろうとします。
でも翌朝ジョーは、最近になって発電所跡付近で、15年前のような何かが起きている形跡が見られるので
せめて当時の資料を取って来たいと訴えます。
15年前は何の荷物も持てずに退避させられたのです。
父の懇願に負けたフォードは、父と二人で危険区域に密かに入り込みます。
そして、自宅跡に残っていた資料を手にして去ろうとした時、再び警察に捕まってしまいました(-_-;)
それにしても、ゴジラがとてつもなく偉大なものに見えました!
あの重い存在感とパワフルな咆哮は、これぞゴジラですね。
人間には手も足も出ませんという感じです。
そして、何故ゴジラが現れたのか、ゴジラは何のために行動しているのかが分かった時、
人間にはどうしようもないその戦いを、じっと見守るしかないよねと納得でした。
また、怪獣映画というのはディザスター・ムービーだったのですよね。
出だしから原子力発電所の事故が起き、現代になってからは津波も起きます。
何と言っても、怪獣たちはあまりにも大きいので、移動するだけでも行く先々で街が破壊されて
大惨事になってしまいます。
しかも、今回はそれ以上に恐ろしい事態が待ち構えようとしていました(T_T)
核の怖さや大自然のパワーの大きさも感じられるような展開に、この作品への想いが分かる気がしました。
観終わった時、街を壊されてしまうけど、またこのゴジラに逢いたいなあと思ってしまった1本です。
監督:ギャレス・エドワーズ 出演:アーロン・テイラー=ジョンソン エリザベス・オルセン 渡辺謙 ジュリエット・ビノシュ サリー・ホーキンス デビッド・ストラザーン ブライアン・クランストン
2014年 アメリカ 原題:GODZILLA
(20140727)
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公式サイトはこちらへ http://www.godzilla-movie.jp/