インドの女優さんは、本当にいつまでも美しいなあと思いながら観ていました(^^ゞ
ひとりの主婦の日常から始まる物語です。
夫と義母、二人の子供の世話に追われながら暮らしているシャシ(シュリデビ)は料理の得意な主婦です。
大好評のお菓子は希望者に販売もしていて、お客さんたちからの賞賛の声は彼女の励みになっていました。
でも、シャシは英語が話せません。
彼女が教育を受けていた時代は、ヒンディー語しか話してはダメだという風潮だったのです。
今は逆に英語が話せることが当たり前になっていて、夫の仕事場も年頃の長女の学校でも
英語の方が主流になっています。
英語のダメなシャシは、どんなにきちんと家事をしていても家族から軽んじられてしまいます。
特に長女は何かあることに、母の言動を笑いものにしていました(T_T)
そんなシャシに、結婚してアメリカで暮らす姉から思いがけない連絡が来ます。
姪の結婚が決まったので、結婚準備の手伝いに来て欲しいと言うのです。
そう言われても、彼女は英語が話せないのに英語圏のアメリカへ行くことや
家族と1ヶ月も離れることに不安を覚えて決意できません。
そんな時、義母はたった一人の姉の助けなのだから、ぜひ行くべきだと応援してくれます。
そして、何とか支度をしたシャシは不安な気持ちを抱えたままアメリカへと旅立ちました。
それにしても、自分に自信を持つことは大切ですね。
シャシは夫にも娘にも軽んじられていることに悲しみを感じています。
でも、いじめっ子がいじめを自覚していないように、夫も娘も自分たちの行動を深く考えていません。
そして、シャシは日常の中で心が傷付けられるような状況に、澱のように心に不満が溜まっていました。
彼女はアメリカに来て、さらに英語の出来ないことで傷付けられます。
そんな時に見つけたのが、4週間で英語ができるようになる英会話教室です。
一大決心をした彼女は、教室へ通い始めます。
かなり引っ込み思案だった彼女が決意をするその行動には、観ている方も心を動かされました。
そして、本来の利発さや心の美しさを認められるうちに自信を持ち始めた彼女が、
生き生きとしていく姿を観ることが出来て、とても嬉しくなりました(^^)
クライマックスの結婚式のシーンで繰り広げられるボリウッド映画らしい展開もワクワクしました。
観終った時、ああ楽しかったなあと心から思えた1本です。
監督:ガウリ・シンデー 出演:シュリデビ アディル・フセイン アミターブ・バッチャン メディ・ネブー プリヤ・アーナンド スラバー・デーシュパーンデ
2012年 インド 原題:ENGLISH VINGLISH
(20140918)
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